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begrudgingly / しぶしぶ

とてもわかりにくいので分解して考えます。

be + grudge + ing + ly 

が構成要素です。

後ろ2つ ing と ly は明らかなので良いとして(ing は動名詞や現在分詞、ly は名詞の形容詞化、形容詞の副詞化)まずは grudge を見てみます。

Grudge は名詞では against と良く使われ「(過去になにかされたことによる)怒りや恨み」を意味します。動詞で使うと「嫌々何かをする」「嫌々何かを渡す」「(誰かの所有や幸運を)妬む」などを意味します。

では be がついて begrudge になるとどうなるかというと……なんと動詞の grudge と意味はほぼ同じです。ただ grundge よりも少し意味が強いと辞書には書いてありました。

この be ですが、for などと同様、昔ながらの英単語に接頭辞としてひっつくことが多いです。そのことに関しては以下によくまとまっていました。

大事な部分を抜粋すると、

1.形容詞・名詞に付いて『…にする』の他動詞を作る 2.-edを語尾とする形容詞に付いて『…で覆われた』の形容詞を作る 3.他動詞に付いて『全部・すっかり』の他動詞を作る 4.自動詞に付いて他動詞を作る 5.名詞に付いて『…で囲む』という他動詞を作る
覚えるには少し複雑であるため、『動詞化する、または、意味が強くなる』とシンプルに覚えましょう。(余裕が出てきたら分類を楽しんでみてください。)

となります。今回もこのシンプルなルールに当てはまり、begrudge で grudge より意味が強くなっています。

また接頭辞の for についても同じKEC 外語学院さんのブログに記載がありました。

前回のbe-と同様に、簡単な単語に付けて、発展形を作る接頭辞for-にも触れておきましょう。Forget, forgiveに登場しています。「Forget=getしない=忘れる」・「forgive=giveしない=(罰を)giveしない=許す」となる単語で、for-には「禁止・破壊・過度」などの意味を持っています。Forget, forgiveにある「禁止」以外の意味からは、forsake, forfeitなどの語があります。

というわけで、話を戻すと、begrudgingly で「しぶしぶ(何かをする)」となるのでした!

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