見出し画像

could use some work / 改善の余地がある

個人的にはなかなか不思議な表現に感じましたが、意味は「(主語、例えば機能、デザイン、仕事などには)改善、改良、努力の余地がある」という」になります。

どうやら元々 "could/can use" で「必要としている」「欲しい」「もらえるとありがたい」「すると良くなる」「しても悪くない」という意味があるそうです。

これは could がいわゆる仮定法で使われることから、ニュアンスが取れると思います。つまりざっくり言うと could use「使えたら良いのになぁ」となります。なかなか回りくどい表現で、それによってかなり丁寧さが出ていますね。

この "could use" の「使えたら良いのに」をもう少し一般化して捉えると「それを使うことができるだろう」のようになり、より本質に近づいた意味だと「もしそれがあればもっと良くなる」のようになるのだと思います。

元の文に戻ると、"could use some work" で「もう少し改善(some work)できる」となります。Use のニュアンスですが、「使える」と訳すと違和感がありますが、「活用できる」と捉えると、物が主語の場合は「適用する余地がある」のようになるのがなんとなくわかると思います。

そもそも use の主語が静的な物になるの自体が、なかなか日本語のニュアンスと異なり面白いですね。

例えば "The program could use some work." と言えば「そのプログラミングには改善の余地がある。」となります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?