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雲の形は変化する、そして人も
『雲は、どんどん形を変えていく
同じ形の雲には、二度と出会えない
できては消え、また新たな雲ができあがってる』
『人間と、そして人間関係と似てるな』
空を見上げて、そんなことを想った。
我が家の2階、南側のベランダがある自室からは、外の様子がばっちりと見られる。
カーテンを開け、ただただぼーーーっと空の様子を見ているのは、昔から好きだったように思う。
その中でも、雲はどんどんと形を変えていく。
ふと目を逸らして、もう一度見た所で同じ形の雲には出会えない。
いつも一緒にいるあの人も、変わらないようでいて、本当は先のことを見据えて進んでいる。
大好きだったショップも店員さんも形を変え、新たなスタートを切ろうとしている。
そして、わたしも先日面接を受けた会社から、採用内定を頂いた。
中々進まない?進めない?わたしの就活を、両親はとても心配し、あれやこれやと言っていた。彼らにとっては、いつまでも形が変わらないわたしがもどかしかったのであろう。
でも、いつだって変わりたいと強く願っているのは、わたし自身なのだ。
わたしの場合、頭で考えすぎてしまって行動するまでには中々至らないかもしれないが、心の中では小さな変化がどんどん生まれてる。
そう、空に浮かぶ雲のように、日々形を変え、できては消え、また新しく浮かんだりしながら。
【変わらないことは、無い】
【変わったとしても、また新しい何かが生まれてる】
【変わることは、悲しいことではない】
そう思いながら、今日も夕暮れ時の雲をぼーーーっと見上げる。
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