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知らないのに適当なことを言うのは誰か?

ひろゆき氏が、通訳・水原一平の不正送金について、「大谷翔平も知っていたはずだ」と述べた。
その後、水原一平の単独行動であることが明らかになって「すみませーん、憶測が違っていました」と軽い言い方で謝ったという事件があった。
「知らないことをよく調べもしないで断定的に言うな」という批判がひろゆき氏に集まった。
これはもっともな批判である。
しかし、同時に違和感も覚える。
だって、ネット上では「知らないことをよく調べもしないで断定的に言う」人間はあふれかえっているのに、なにをいまさらと思ってしまう。
ただ、もちろんいい機会であるので、ネット社会全般で、こんな愚かな軽い発言がなくなっていくことになれば良いと思っている。

それと、「すみませーん、憶測が違っていました」という謝罪は、誰に対してなのだろうか?
流れとしては、当然、大谷翔平と水原一平に対して謝罪が行われるべきだが、それであれば、「すみません、事実と違っていました」となるはずで。
それが「憶測」…
すると、この発言は、ひろゆき氏がなんとなく大衆に対して発した、「このタイミングで自分は認識を修正しましたよ」という目印にすぎないのではないだろうか?

ひろゆき氏は、米山氏に言い負かされてから、ちょっとムキになっているように見える。
「ちょっと早とちりな一般市民代表」的なみせかけだったのが、ちょっと焦ってミスが多いような印象だ。
あまりムキにならなくてよいのにと思った。

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米山氏は、これまでの素行はいかがなものかと思うが、限界集落の問題に言及したり、健康保険組合は均一平等か競争主義か、という大きな問題なのに話題になりにくいところをあえて話題にしていて、私としては注目している政治家だ。
ただ、彼は所属政党の中で、その意見をほかの党員に説明して納得させられるのか、その見込みがないのだとしたら、ただのスタンドプレイではないのか、という可能性もある。
私としては、期待と批判の気持ちを持ちながら米山氏の活動を見ていくべきと思っている。

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