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あなたのチームにカメ🐢がいたらどう対処するか?(読むのは時間の無駄の可能性大)

この仕事になぜこんなにも時間がかかるのか?イライラは募るばかりで、というかここ10年見返してもここまで仕事が遅いデザイナーは見たことがない…さて、どうしたら良いか。

#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

仕事が遅い人には、解決策を一緒に探すアプローチを取るべき。

ダメなヤツの下に人をつけてもダメな人を量産するだけ

年末に上司が私に放った言葉はコレだった。
ちなみに私はそのメンバーの面接もしていないし、スキルセットも認めていない。

上記の言葉を放った上司自身が首謀者で接待かタバコミュニケーションかは良く分からないが、自分の知らない間に新プロジェクトのメンバーとして採用されていた。ある日突然、よろしく、と言われて、選考理由もスキルもよく分からない。というか、技術出身の上司にデザイナーのスキルが判断できるのか?

採用するだけしておいて、とりあえず押しつける、どこの会社でもこの手の話が多すぎる。孫請けが横行しているIT業界の闇だと思う。つい最近も、勢いで雇うだけ雇って、その後、予算を溶かしてしまい、行き場を無くした新人をまた、押しつけられそうになった。あぶないあぶない。コロナでどこも不景気なのは分かるが、仲良しこよしで案件とか持ってこないでほしい…

人事権を振りかざし、お気に入りを雇ってマウントを取るのは辞めてほしい。厳戒令が使えるどっかの国の大統領か!など、そんな事は口が裂けても言えない。雇った責任はないのか?育成と言われても正直限界がある。

仕事が遅い前提で仕事をお願いするも…

しかし、上司の指示にはNOとは言えない日本人。自分が認めていない部下でも、育成の責務を果たす必要がある。そのまた逆で部下も上司を選べない。働く仲間を選べない状況でも、そもそも周りに迷惑をかけれないので必死になってみんなでサポートしている。

さて、どのくらい仕事が遅いかというと、外注先のデザイナーからも嫌味を言われるほど。非定型の仕事を依頼した瞬間に手が止まる。分かりやすく言うと、バナーレベルのUIを2、3枚作るのに1週間かかる。理由は会議が多いから。私の本音は、ありえない…だ。

デザインファイルの管理もそのメンバーが入るだけで一気にぐちゃぐちゃになる。試行錯誤したファイルを残したまま引き渡しを行い、受け取った側は何が正しいのか判断できなくなる。外注先からなぜか私のところに電話が来て、逐一説明しなければならない。

チーム全員で確認してから提出するのを嫌がり、ブラックボックスで進めたがる。自分の手柄をアピールする事に必死で、あー、それやっておきました〜!と言って知らない間に進めていたりするのだが、ミスが多すぎて何度も手戻りが発生する。その手戻りを繰り返し、コミュニケーションに疲弊した周りの人が、私のところやってきてと助けてくれ…言ってくる。

それだけではない。さらにいえば、遅刻は日常茶飯事で、連絡なしで外部との会議に忘れてましたと来ない、スケジュールが立てれない、納期を守れないなど普段からとにかく時間管理ができない。ADHDという言葉を知り、専門書を買ってよんだりするくらい悩んでいる。

30代でもホウレンソウができない人はいる

もともと、小さいプロジェクトでしか働いた事がないためか、ホウレンソウが出来なさすぎる…新卒から10年以上経っているのに、会議に遅れてはすみませんの一言で許されると思っているのか、ずっとこんな調子だ。何度も遅刻や無断ブッチを繰り返す。

ちなみにこのメンバーは、仕事だけでなく、年末調整などの総務系の提出物が毎回遅れる。総務から私のところに連絡が来る。たとえ締切3日前から毎朝伝えたとしても、必ず提出が遅れる。はっきり言って仕事以前に迷惑だ。

どう対処すべきか分からなくなり非定型の仕事量を減らしてみた。

仕事が遅いのは能力の問題だから、スケジュールも多めにみて、多くのタスクを任せないようにするなど、不公平感が生まれたとしても、迷惑がかかる事を防ぐために、今は失敗しないレベルの仕事をお願いしている。

できない原因はなんなのか?一緒に作業のプロセスを確認して、問題が起きた時は報告を待たずに積極的にヒアリングして事前に失敗する前に明確な指示を出した。正直、過保護すぎる。がミスがこちらに降りかかって来るよりマシだ。

上司からはそいつを将来の管理職にするから、育成しろと言われている。上司の頭の中にはタバコ部屋で見つけたお気に入り以外を管理職として受け入れるつもりは今の所なさそうだ。

そして、育成できなければそれは自分の責任だ。無理でもやらなければいけない。職種に対してスキル見合いの募集をかける外資系ではあり得ない指示だ。マウントおじさんの多い、日系の中間管理職なんて、こんな感じで無理矢理仕事を回していることだろう。

仕事が遅い≠仕事のやる気がない

まだ私の愚痴は続くが、我慢できる方だけ読み進めて欲しい。ちなみにこのメンバーは、やる気が無いわけではない。自分がやりたい仕事の時だけは誰よりも早く手をあげて、仕事を進んでやりたがる。こういった姿勢がタバコの上司から分かりやすく目についた為に、気に入られて新プロジェクトのデザイナーになったのだ。

しかし、現場の私は正直そのやる気がフェイクである事はお見通しだ。最初はやる気があって頑張ってやっていても2日後に進捗確認すると、進捗ほぼゼロパーセントなのだ。明確な指示がない、難易度の高い案件に手を挙げる事が目的となっている。最悪なパターンだ。

人事権のある上司が見てないところや、途中で飽きたり、細かいデザインになると無視して放置する、そして私が指摘をすると、平謝りをする。スケジュール的にやらざるを得ないことに気づくと、裏では後輩に丸投げしている事が分かったりする。いやそれでも間に合えばいいのだが、それでも提出が遅れる。なぜならギリギリまで抱えて離さないからだ。

私はそれでも怒らなかった。そこを逆手に進捗管理の仕事を教える良いチャンスだとおもって、PM業務の基本、全体進捗の報告方法などをしっかり教えた。

が、見積もりができない、優先順位がつけれない。致命的だ。私が見ている間はいいのだが、見なくなると、止まる。毎回だ。

その仕事をやる意味が腹落ちしていないのか?そりゃそうだ、そいつは管理職ではないからマネジメント会議にも出ていない。必要性はない。でも人を使うポジションで仕事をしたいなら、仕事の優先順位ぐらいつけて、仕事をしてほしい。

こんな状況でも、私は諦めなかった。ハーバードビジネスレビューの記事を読み、自分を律しながら解決策を探しつづけた。デザインが予定通り終われば褒めて、その先のデザインシステムの管理を任せたりしてみた。(しかし、これは大失敗だった。ただそいつは、ファイルを破壊してルールも何も無法地帯で未完成のファイルができただけだった。)

とどのつまり、その人のアウトプットを期待レベルまで引き上げるためには、一日中つきっきりで監視してないと、ダメというのが私の結論だ。

愚痴しか出てこない自分に辟易するが…

ダメなヤツの下に人をつけてもダメなヤツが量産される。この言葉が重すぎる。この論理に従うともし自分の部下を認められず、ダメなヤツと思ってしまっている場合、自分がダメなヤツの可能性が高い。

良いところを見つけて伸ばそう。社会人になってから、もう何度もこの言葉を聞いた。自分が1番後輩だった時代も、階級が数個上の上司から同じ事を言われた。上司をコントロールせよ。自分の意思がしっかりしてれば大丈夫、上司がいなくても仕事をまわせ、上司が仕事しないのは逆にチャンスだし、信頼されている証拠。成長機会に恵まれたと考えて、嫌かもしれないけども、上司の良いところを探しなさい。と。

その時は、対象が上司だったのと、周りから同情されまくっていたので、気にならなかった。自分が仕事を回せば良い。しかし、部下になった場合は話が違う。私に責任が出てくる。

上司も部下も選べないから、良いところを見るように。

その時はじめて、自分が減点主義である事に気づいた。減点主義は往々にして人を苦しめる、もちろん自分もだ。仕事がうまく回らない時は良い人になってはいけない。だから減点になる。でも、ダメなもんはダメだと思う…

私のその減点主義の癖は、今も抜けない。だって、大事な会議を忘れ、進捗が悪くても、のほほんとしているありえない人に優しくはできない。減点主義は評価のタイミングでは定量評価できるメリットがある。

なぜ?優秀な人と仕事がしたい

優秀な人と仕事がしたい。誰でもそう願うのではないだろうか?しかし私のような減点主義で人を判断する場合、良いところを見つける努力をしなければいけないのかもしれない。

しかし、良いところばかりを伸ばしても、社会人としての最低限のスキルが身に付いてない場合、無理ではないだろうか?なぜスキルの見合わない部下を上司の指示で育てる必要があるのか?もう30過ぎてるのだから無理なものは無理だ。

何となく気づいていたが、上の人からは、ダメなヤツを私に預けると少しは良くなる、ダメなヤツはコイツに渡しておこう、と勘違いされているようだ。違う、自分のチームは矯正施設ではない。

え?在宅勤務でゲームやってただけ?

もういい加減疲れた。無理無理。
そのメンバーの過去を知っている人に思い切って相談してみた。

そうするとびっくりするような答えがかえってきた。

あいつ、社員になっても、まだ同じような事やってるのか。前の会社でも時間守れないし、優先順位決めらないし、同じだったよ。

多分、FortniteかApexやってて忘れてるだけじゃないかな…と。夜も深夜までやってるみたいだし…

ま、マジか…ゲーム…
ゲーム…?

ゲームが原因で仕事をしていない可能性は往々にしてありそうだ。

ことあるごとにゲームの話ばかりしているし、ゲーム外交とか言って仕事をもらっていた過去の話もしていた。もしかするとゲームをする事で仕事がうまくいった経験があって、ゲームが仕事だと思っているのかもしれない。

いや、これはむしろ、人事とゲーム接待している可能性すらある…笑
いやいやいや…

マジで、なんなん?
テレワークだからってなめんなよ!
大人の発達障害の本読んで対処方法まで調べてた自分はいったい…前の上司から聞いていた、お前の副業疑惑はゲームが原因か!

おい、いい加減にしろよー!!!!!!クソが!!!!!!!!!

※この物語の登場人物はフィクションであって欲しいです。

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