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今だから思う音大に行かなかった理由。岐路に立った当時の私が選んだ道。
3歳からピアノを習い続けたけれど、大学は音大ではなく教育学部(音楽)を選んだ当時を振り返って記録してみようと思います。
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思い返すと、いくつかの岐路があったように思います。
初めての岐路は、中学生の頃。
音大には行かないからと、進学校である高校への入学を自分で決めた時。
その時は何を考えて決めたのかぼんやりとした記憶しかないのですが、今振り返ってみるとそこに明確な理由が存在していたのでは?と思うのです。
まずは、私の性格の特徴による理由。
飽きっぽい、自由でいたい、フットワークの軽い性格、などなど。
音大に行くと、もう音楽しか選択肢がなくなってしまう、という閉じ込められそうな気持ちを当時感じていたのだと思います。
音楽で一流を目指すということは、クラシック音楽を学ぶために、その他の何かを捨てなければいけないということ。
ずっとずっとピアノに向かい続けている自分の姿が想像しずらかったのです。
もっと他のことも楽しみたい、やってみたい、と。
そして、音楽で他人の評価を受け続けることになることへの不安。
(コンクールに疲弊していたのもありましたね…。)
他人の評価のために自分を犠牲にはできない。
ただ、自由でいたかったのだと思います。
今でもその気持ちは変わらないし、色々なことに興味があるし、音楽以外のこともやりたい。
結局、私は音楽で一流を目指すための地道な努力ができなかったのだと思うし、目指さなくて良かったと今は思っています。
音大に進んで技術を磨き、自分やライバルと戦い、努力を続け、卒業された一流の方は本当にすごいなって思います。
私にはできなかったことなので。
希望の高校に進学後、勉強もそこそこ、ピアノも細々と。
高校生活を楽しんでいました。
体育祭の応援団や、地元のよさこいチームに入って祭りに出たり、楽しい思い出がたくさん!
そこで、また大学の進路を決める時期がやってきました。
やっぱり音大には行かない!
けれど、音楽も勉強もどっちもできる教育学部(音楽)に進学する!
未来が広がりそうな、自分にちょうど良い学部との出会いがあったのです。
大学では、教育と音楽以外にも美術・舞台や身体表現など、多岐にわたって様々なことを学びました。
アルバイトも色々経験しました。
4年間続けたお好み焼き屋さんとか、学童保育とか、デパートの遊び場で子ども向けのイベントとか!
結局は、大学を卒業して学校教師としてしばらく働いた後、やっぱりもう一度本格的に演奏の勉強をしてみたい、とウィーンへ短期留学に行くことになるんですがね…。
現役の音大・院生や、音大を卒業してこれから演奏家を目指す若者たちに混じって、必死に喰らいつく27歳、という感じでした!笑
それもいい思い出^^
そして今は学んできたことを活かし、自分の思いを自由に表現できる「演奏」、後進を育てる「レッスン」が、ただただ楽しいのです。
音楽に対する熱量は、年々増していくばかりです。
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「自分を知り、その時自分に合った道を切り開いていくこと」
「選んだ道で自分がどう行動するか、できるか」
今の自分がやりたいことに夢中になり、すいすい自由に動き回れる自分でいたいなって思います。これからも。
お読みいただき、ありがとうございました^^
Marika.
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