NCDA(全米キャリア開発学会)のエミネントアワードを見てみる

 NCDAというアメリカのCDA(実践家)の団体があります。この団体が1966年から毎年キャリア理論家にアワードを出しているのですが、
1966年 アン・ロー:幼少期の人格形成が将来の職業選択を方向付けるとした、精神分析理論を踏まえた早期決定論を唱えた理論家
1968年 ハリー・キトソン:スーパーの師匠
1972年 ドナルド・スーパー:ご存じキャリア理論をまとめた大家
1977年 ウィリアムソン:特性因子論でおなじみ
1979年 ティードマン:キャリア意思決定理論
1980年 ホランド:RIASEC
1981年 ケネス・B・ホイト:キャリア教育の父のような人
1984年 クライツ:キャリア成熟論。スーパーの弟子で、サビカスのもう1人の師匠
1986年 エドウィン・ハー:日本だと渡辺三枝子先生との共著で有名でしょうか
1987年 ナンシー・シュロスバーグ:転機論
1989年 ノーマン・ガイスバーズ:日本では「ライフキャリアカウンセリング」という訳書が出ています
1991年 サニー・ハンセン:統合的ライフキャリア論
1994年 ジョン・クランボルツ:偶発的学習理論
1996年 マーク・サビカス:キャリア構築理論
なんて方々が受賞しています。
 最近だと
2014年 ノーマン・アムンスン:キャリアパスウェイ、積極的な関わり
2018年 デイビッド・ブラスタイン:ワーキング心理学
2020年 ポール・ハートゥン:サビカスのお弟子さんです
などが受賞していますね。
 こうしたアワードを見ることでも理論や理論家の評価や傾向が見て取れるのではないかと思っています。



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