世界史勉強(10日目_産革・アメ独・フラ革)

・まずは産業革命が起きた
 産業革命とは何か?というのに対して、とりあえずの回答は「工場制手工業から工場制機械工業による生産への移行」ということになりそうかな。
 この間に、
 ・毛織物工業における飛び杼、紡績機の発明
 ・蒸気機関の改良
 ・綿繰り機の発明
 ・コークス製鉄法の開発
 ・それに伴う機械工業、石炭業の発達
 ・蒸気船の発明
 ・蒸気機関車の改良
 ・鉄道の開通
 なんかがテキストに載っているだけでも起きたとのこと。
 これによって安価で良質な工業製品を大量に販売できるようになったイギリスが、世界の工場として世界中の市場に商品を供給していった。このイギリスの自由貿易が、アジアなどのほか地域を経済上の従属地域に組み込んでいったことは、のちに活性化する世界各地の民族運動がおこる一因となった。つまり、効率化が売り切れないだけの製品を生み出してしまって、市場を開拓するために、他地域を経済的に従属させ、その地域で独立運動がおこったと。
 安く大量に「物を作れる」ようになることは、生活レベルではいいことも知れないけど、長期的な視点で考えて、世界史にいい影響を与えているといえるのかね。もし産業革命なんか起きていなくて、緩やかに(生産物が自国の市場で賄える状態のまま)生産力が上がっていっていれば、その100年後に起きていた独立戦争なんかも防げたんじゃないのかな。
 少なくとも産業革命で少しずつ始まった「世界の一体化(テキストにはこう書いてある)」すなわちグローバル化は、全部が全部いい方向に行っているとは言えないんじゃないかと、いつも勉強をおしえてくれるひとは言っているわけだけど、その片鱗を少し知れた箇所だった。

・そしてアメリカが独立したわけでありまして
 アメリカ独立しちゃいましたね、個人的にはインディアンに対してむごいことをしながら領土を広げていったアメリカ人(イギリス人)が、なぜそれを今の世界でいけしゃあしゃあと「いい国」ぶっているのか疑問だ。申し訳なく思い、償わないといけない気持ちが生まれないのかと思ったりする。でもそれは南京大虐殺を申し訳なく思い、償えと中国人に自分が言われるようなものか(むしろアメリカの西部開拓なんてそれよりもずっと前のことなのだからやっぱりちょっと無理あるか)。
 つまりそうすると、イギリスとか、アメリカとか、フランスとか、ドイツとか、スペインとか、各国が世界史に与えてきた「負の側面(=植民行為、侵略行為)」は世界史のテキストで知られるわけだけど、「正の側面(=人類の世界史に与えてきた好影響)」も同様に評価しないといけないかな。でもこれは、表面的にテキストから知られるわけじゃなくて、少し洞察が必要そうだ。覇権国ゆえの、プライドが生まれ、そのプライドを背中で見せて後世に伝えていった人が、世界史の中に、いるんじゃないかと。勉強をしながらそんな人に出会えたらとってもいい。コシューシコはもしかしたらそんな男なのかもしれない?

・そしてフランスで革命がおこった
 フランス革命は、1年前くらいに集中的に勉強したことがあって、フランス革命の一連の流れを(簡単な)マンガ(絵)に整理したこともあって、世界史Bマスター問題集の穴埋めも正答率が9割近かった。ナポレオン戦争あたりからはまだ定着していないことが多いけど、でも今日はライン同盟で神聖ローマ帝国がついに滅亡したことも覚えたし、「ドイツ国民に告ぐ」のフィヒテがベルリン大学の学長だったってことも覚えた(いる?)。
 それよりなんかあれだね、度量衡を統一してしまう系の人はなんかたぶんダメなんだ。秦の始皇帝にしろナポレオンにしろ。気持ちはわかるけど、結果的にうまくまとまってない。

・使用テキスト

 ①世界史20話プロジェクトの書き込みノート(書き込みを1か月でやった。17~18世紀のヨーロッパ文化は1ページの情報量多め)

 ②一度読んだら絶対に忘れない世界史(わかりやすいかつ読みやすい。最近これの偉大さに気づく。産業革命がおこる下地がイギリスになぜあったかなんてのは教科書にも書いてない)

 ③世界史Bマスター問題集(今の勉強の核)

 ④世界史図録(クラシックについても詳しく書いてほしい) 

 ⑤人名事典(今日はネルソン。ナポレオンでもよかったんだけどさ、まぁネルソン。戦争で右目も失い、右腕も失ってるマンガのヒーローのような男。あれこれ赤髪の何とか?(すみませんワンピースよくわからず)。ちなみにこの本のP267の右上の「ネルソン」が「ネルソ」になっている小さな誤植を発見した。少しうれしい。ネルソンはトラファルガー海戦で、終戦のわずか3時間前に砲弾を受けて戦死してしまった。惜しい。いまでもロンドンのトラファルガー広場で、銅像となって大陸に向けて立っている。一生でいつかは見てみたいな。)

 ⑥世界史の窓(サイト。世界史wiki、的な感じ。読んでると時間なくなる)

  ⑦聴くだけ世界史(これを聞きまくってたおかげで、重農主義者のテュルゴーや、銀行家のネッケル、という穴埋めをリズミカルに一発でできて感動してしまった。あなどれないぜ、聴くだけ世界史。)


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