【社会】じゃあもういっそのことサービス業は全部チップ制にすれば解決するんじゃない?のお話し💡
どーも!
シンガーソングライターのNe-Ra(ネーラ)です🎙️
前々回に書いたこちらの記事で…↓
過剰なクレーマーが近年話題になってるけど
そのドサクサに紛れて
料金に見合っていないサービスなお店や会社も増えている
と書きました✒️
なぜこのようなことも含めて書いたかというと
サービス業をする側と、
サービスを受ける側の意見が対立するのを見かけることが多くなったからです。
ちなみにそんな私も
過去にサービス業ばかりやってきたのですが
そこまで過剰なクレーマーにはほとんど遭ったことなかった
です。
だからといって、利用者側の立場に立っても、日本のサービス業の人達の接客レベルが低いとも思わないのも事実。
クレーマー被害に遭ったのは
高校生の頃にラーメン屋でバイトしてた頃ぐらいかな?
1人で来ていた酔っ払いのあたおかおじさんに、わけわからないクレームというか、怒鳴られたのって。
だけど今思い返せば、そのあたおかおじさんは最低ですが、
その時ちょうど忙しいのに人手が全く足りていなくて、店側のサービスが十分に行き届いていなかったことも事実
だったんですよね。
小さいラーメン屋だったけど、その時ちょうど、ホールに私1人しかいなかったので。
だけどそれは
飲食店限定のお話し
なんです。
ということで、これより本題に入ろうと思います。
①「サービス受けて当たり前意識の人がクレーマーには多い」という声を見かけたが、サービス受けるために利用者はお金を払っている。
まず、利用者はそのサービスを受けるためにお金を払っています。
料金に見合ったサービスを提供できない場合
ぼったくり
になります。
飲食店の場合は、料金に味や接客が見合っていない場合
もう二度と行かない
で済むと思います。
しかもそんな飲食店は、夜のお店的なところ以外
だいたい値段も限られてるし、損する被害額も限られている場合が多い
です。
しかし、過去にTikTok動画やTwitterなどで
「誕生日パーティーで予約したのに、見本の写真とあまりにも違う」
という悲惨なお店も、ちょこちょこ見かけました。
が、大阪では特に、そのような飲食店ってほとんど見たことないなぁ
とも思ったので、もしかしたら地域差もあるのかもしれません。
(大阪人は商売に関してシビアなので、そんな飲食店はまず大阪で生き残れない)
しかし、そこまで写真と実物の料理に差がある場合は、まず食べる前に「写真と違う」と言って、店を去るなりすることがベスト。
それが許されない場合、
通報対象になることは間違いないし
それは店側がダメだと私は思います。
ある意味詐欺ですからね。
と言った風に、金銭が絡む場合
時と場合に応じてクレームを言うことは
本来はダメなことではないと私は思っています。
ということで、まず前提に
利用者は事前に確認、了承したサービスと値段に対してお金を払っている
ということが、サービスを提供する側とサービスを買う側の前提となっていて
その事前に確認したサービスが提供されなかった場合や
料金にサービスが釣り合っていない場合
利用者から言われるのは仕方がないと言う風になります。
ただ、飲食店の場合
「味の好みによるクレームや過剰な接客を求められる」
ということは、違うとは思いますが
あまりにも接客態度が悪いとか
美味しくない場合は、クレーム入れても良いと私は思っています。
日本は接客サービスも、料金に含まれているし
一般的な料金をとってビジネスをする🟰その料金に見合ったプロでなければならないから
です。
②業種の分野や価格によってもクレームする線引きは異なる
例えば、最初に書いた飲食店の場合
日本の飲食店はリーズナブルで美味しいお店はたくさんあるし
一般的な収入の人達が行く一般的な価格の飲食店だと
ちょっと美味しくなかったところでクレームを言うまでには値しない。
美味しくなかったら二度と行かなければ良い
という感覚の人が多いのではないでしょうか?
だがしかし。
それが、より技術性が問われる専門的な分野のお店だとして。
特に以前書いた美容室などが良い例かと↓
しかもまだ、美容室でも激安美容室なら
それなりの仕上がりになることは
仕方がないかもしれません。
だから私は大阪で、カット料金が3000円以下の美容室には行かないようにしています。
といった風に、専門分野のサービスについては
その地域での相場の料金とサービスの充実度の比較
が、判断基準になってきます。
例えば私が以前に取り上げた
インディーズ界隈御用達の作曲家事務所やレコーディングスタジオのお話し↓
エンジニア付きの場合、大阪では
レコーディング料金1時間4000円〜6000円ぐらいが、そこそこリーズナブルな価格帯の相場。
大阪の美容室でいう、カット3000円ぐらい。
(※ちなみに曲作りにはこう言ったふうに制作費や私のアイデアが含まれてるのに、
ライブ配信アプリで大してギフトを投げてるわけでもないリスナーさんから
「僕のための曲を作って欲しいな」
と言われた時は心の中で「ちんでくれ♡」とつぶやきました)。
その値段以下は、ちょっと怖くて近寄れないし
それ以上もどんなものかわからないゆえ
お金に余裕があるとかじゃないと
ちょっと怖くて近寄れないw
ちなみに立ち会いMix料金も
1時間4000円〜6000円に含まれています。
なので、利用者側からすると決して安い料金ではないんですよね。
だがしかし。
耳を使うお仕事って、けっこう消耗が激しかったりするし、機材や編集ツールへの初期費用なども関係している
んです。
なので、私はそこそこリーズナブルな価格帯のスタジオでやってもらっていたので、
クレーム自体は一度しか入れたことありません。
そのクレームは
「Mixの時間が足りなければ追加料金を払うんで焦らなくて大丈夫ですよ」
と言ったけど、エンジニアに
「大丈夫です」
と言われ
音源のボーカル処理の仕上がりが本当にダメダメだった時に、やり直し要請とクレームを入れました。
それまでは、イマイチ納得いかないながらも
「私もそこそこリーズナブルなレコーディングスタジオ選んでるしなぁ」
といった部分があったのと
無難には仕上がっていたので黙っていましたが。
また、自分の歌唱技術との照らし合わせもあれば
便利なMixツールを使用して感じたのが
「もうちょっとマシにできるやろ」
ということ。
ということは
やっぱりエンジニアのボーカル処理能力の問題も大きく影響している
ということなるので
あのような記事を書いたわけですね。
ただ、音楽業界自体が昔から
ブラックな部分もあるのかな?
という疑問も抱きましたが。
今は昔ほど音楽業界も
景気が良くないと思うので
いろいろと考え直してもらいたいところ。
と言った風に
専門分野のサービスとなると
料金が安くはないので
「料金に見合った確実な技術力」
が問われてくるのは当然かと思います。
なので、サービスを受ける側の目安は
その地域での相場の価格
での判断になると思うし
見る目も厳しくなるのは当然のこととなってくるのではないでしょうか?
ちなみに私は音源の仕上がりが明らかに糞だった時にクレームを入れると
「だけどこういったのは芸術性もあるので好みにもよる」
みたいなこと言ってきましたが
客の注文に沿って処理していく作業の何が芸術性やねん。技術性の問題やで。その意識でやるなら被害が出るから、その分野で商売しないで欲しい。
と思いました。
③「嫌なら利用しなければそれで済む」なら「クレーム言われるのが嫌ならその仕事を選ばなければ良い」ということになる
時々
「嫌なら二度と行かなければ解決する」
と言う人がいます。
それはそうなのですが、それって事後の話しで、根本的解決にはならないですよね?
まず前提として
「そういったお店や会社を増やさない。すでにあるならば、改善が必要」
ということになると私は思います。
世の中そういったダメな店や会社が増える
↓
利用者が減るorきちんとやってるとこまで嫌な目で見られる
↓
お金が回らなくなる。
また
「二度と行かなければ済む」
ということは、一度は損するということ。
それが当たり前になる世の中って誰も得しないですよね?
今はWebでの集客が可能なんで
短期で店やって短期で稼いで閉店
みたいなところもあるのかもですが。
また、これがサービス業の場合だから
そんなこと言ってられると思うのですが
例えば詐欺事件や交通事故
とかならどうでしょう?
そういったことが起こらないように未然に防ぐ
という意識が高まりますよね?
特に交通事故なんて
信号無視の車や老害運転からは
気をつけようがない。
普通に歩いていて
事故に遭う危険性があるし
そういった被害を遭った人達に
「もう外を歩かなければ事故に遭わなくて済む」
と言えるのでしょうか?
それと同じで、お金を払うサービスで嫌な目に遭うことも
事故に遭うことと入口の理屈的には同じになるので
「もうそういったサービス自体を利用するのをやめる」
のとは、また違いますよね?
また、それを言うならば
「クレームを言われるのが嫌なら、客商売自体を選ばなければ良い」
ということにもなりますが
いかがでしょうか?
④じゃあ、チップ制度にすれば良いんじゃない?ということ
過度なクレーマーに困る提供者側と
見合わない料金に困る利用者側の解決策。
それが…
チップ制度
です。
10年以上前からよく耳にするようになった
「海外では客と店員は対等」
という声。
だけど海外って、国や地域にもよるけど
「チップ制度のお店も多い」
ですよね。
その理由は料金に最初から
接客サービス料が含まれていないから
です。
だからその分
店員はお金を稼ぎたければサービス充実度を高めようと頑張るし
横柄な態度の客には対等に接することができます。
だから
店側と客側が対等
が成り立ちやすいと言えるのでしょう。
もちろん、チップ制度だと店員がもらう時給も
そう多くはありません。
また、日本は治安が良く、テクノロジーも発展してる国なので
客を取り締まるような接客態度をしなくてすみます。
そして、チップ制度にすることにより
過度なクレームも防げるようになると思います。
「お金を払わなければ、接客サービスを受けられるのが当たり前じゃなくなる意識が芽生える」
からです。
これも私は10年以上前からずっと思っていました。
日本に短期間しかおらず、日本のことをよく知らずに意見を言う外国人の言うことは、基本的にアテにしないこと。
日本のルールは多数派の日本人に合わせたやり方に沿っています。
ではなぜ、日本はチップ文化じゃないかというと
日本人はルールに従うことは得意だけど、ルールがないとダメになってしまうタイプが多数派
だと私は感じているからです。
そういう文化や教育でずっとやってきた上に
過去には鎖国という歴史もあり
混血も多くはないので
仕方のないことかもしれません。
ということで、個人的に、チップ制度にしたらしたで
チップを払わない人達が続出しそうなのが日本
ということになります。
なのできっと
日本にチップ制度を導入することは難しくなるということなので、やはり今のままだと
サービス業はサービスを提供する
お金を払う側はサービスを受けることが当然
という風潮は変わらないし
あまりにも料金に見合わない場合
言われるのは仕方ないし
利用者はキチンとサービスの事前確認、相場価格とサービスを把握した上で、クレームを言うべきと言うふうになる。
また、最近は従業員の不備ではなく
会社や店のせいで従業員がクレームを言われやすくなっている
ということも続出しているみたいなので
クレームを言われた人達は
キチンと何がどうでどうなっているのか?
ということを
冷静に、システム的に分析できると良いですよね。
言われちゃったという感情的ダメージが残りやすいかもしれませんが、
私は最初に言った通り、サービス業をしていてクレームを言われたことはほとんどなかった
です。
だがしかし。
嫌な客はいたことはいたし
店のやり方のせいでクレームを入れられたことはありました。
(伝票に1つ1つ商品名と値段を書いてから
レジ打ちをやらなければならない薬局に勤めてたことがあり、
お客さんに遅いとクレーム言われたり。
私も申し訳ない気持ちでいっぱいだった)
また、ほんのちょっとのこで
過度に怒鳴るバカオヤジも見たことはありますが
ごく当たり前のことを当たり前にやっていたら
だいたいのお客さんは優しかったです。
以上、昔からずっと議論されていて
昔からずっと思っていたことを書いてみました。
では!
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