もうすぐWWDC

 もうすぐAppleの開発者向けカンファレンス「WWDC 2024」が開催されます。昨年は複合現実(MR)ヘッドセット「Apple Vision Pro」が披露され、大きな話題を呼びました。

 とはいえ、空間コンピューティングが一般的になるのは、多分もっと先の話です。多くの人にとっては、スマホの進化の方が影響度合いが大きいですし、関心もおそらくそっちに向いているはず。

 今年のWWDCで注目されているのは、やはりApple製品にAI対応でしょう。特に今年発売される最新のiPhoneには、どこまでAIが実装されるのか、非常に気になるところ。

 これまでAppleはAIに関してはかなり遅れをとっているイメージでした。一方で、同社が新しい市場に参戦する時は、伝統的に後発で製品を発表しています。今回も後からあっという製品を世に出すことができるのか、それともAppleの神通力は最早失われてしまったのか。そういう視点でも、注目すべきイベントだと思います。


 個人的には、これからの社会は、自律・分散の方向で発展していくような予感がしています。それはAppleがこれまでにとってきた戦略とは真逆をいくものです。どちらかといえば、Appleのもう一人の創業者である、スティーブ・ウォズニアックの考え方に近い。

 盛者必衰といいますが、明日のWWDCは、同社の未来を占う内容になるのは間違いなさそうです。iPhoneユーザーとしては期待したいところですが、どうなることやら。

 それではまた!

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