なぜ「迷ったら買え!!」なのか

 昨日は『迷ったら買え!!』というタイトルで記事を書きましたが、時間がなくて走り書きの短い内容になってしまったので、今日はそれを少し深掘りしてみようと思います。

 この「迷ったら買え」という言葉は、僕がかつてオタク活動をしていた頃に身につけた考え方です。欲しいものがあった時、なんらかの理由でその購入を迷っていた場合でも、買う判断をすべきだ。好きなものは集めたくなる、実にオタクらしい格言ですね。

 似た言葉に、「買った後悔より買わない後悔」というものもあります。これは、迷って買った結果として後悔する場合もあるけれど、万が一買わなかった時にする後悔の方がダメージが大きいという意味です。
 オタクグッズというものは販売する期間や数量が限られているものが多くて、欲しいものが欲しいタイミングで常に入るとは限りません。むしろほとんどのグッズが、期を逃すと二度と買えないといったことが平気で起こります。そして後から欲しいとなった場合、購入手段がゼロになるわけではありませんが、大抵プレミアムがついた状態で二次流通するのです。
 だから、基本的には欲しいと思ったタイミングが、購入のタイミングということになります。迷ったら買え、です。

 ただこの考え方、日常の生活においても適用していては、お金がいくらあっても足りません。「迷ったら買え」は、特定のシチュエーションにおいてのみ発動させるべきマインドだと言えます。

 で、僕の場合はこれをいつ発動させているかというと、基本的には知識と体験という、自身の学びに直接寄与するであろうモノやサービスに対して対価を支払う場面に限っています。
 学びというのは失敗も含めて、全てが自身の糧になります。だからたとえお金を払って失敗だったなと後悔したとしても、結果的にはそれすら学びとして自身に蓄積されているんですよね。本質的には失敗が存在しない、非常に分の良い投資だと思います。
 僕が書籍を購入するとき、その内容が本当に今の自分に必要なのか判断に迷ったとしても、買うと決めているのはそのためです。

 書籍なんかは特に、あとで買おうとか思っていたら一生買いません。本当に必要なタイミングなんてわかりっこないし、その出会いを逃したら永遠に買わないと考えたほうがいいです。僕はその機会損失を被るくらいなら、感覚的にいいと思った本は買ったほうがいいと思うんです。もちろんいかに書籍が安価とはいえ、無節操に買っていてはお金が足りなくなります。その辺りは程度問題なので、自身の価値観で決めてもらえればなと。

 とりあえずは迷ったら買う。学びの機会はなるべく逃さないようにしていきたいものです。

 それではまた!

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