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自分に害をもたらす人からは、逃げていい

「4D」という言葉はご存じですか?

・「でも」
・「だって」
・「どうせ」
・「ダメ」

です。まずは結論から。この4Dワードをよく口にする人は嫌われます。

と、こちらの著書に書かれています。今日はこの本のお話。

話の流れからさりげなく出てしまいがちなフレーズだとは思います。
ただ、この中でも特に気を付けてほしいのが「でも」です。

「○○が好き」といったそばから
「でも、あれは、▽▽がだめだよね。」と返答が返ってきたらいい気持ちになる人はいません。
話の内容的にどうしても言いたくなる時はありますが、そんな時は
「たしかにそうだね。ただこういうのはどう?」
と、まず相手を肯定してから自分の意見を返すと印象が柔らかくなります。
この4Dを使っていると全体的にネガティブな印象にとらわれがちです。そうすると話してほんにんにたいして「ネガティブな人」というイメージができてしまいます。言葉の癖は人格の癖。そのような印象はぜひぜひ回避していくべきでしょう。

と、このように本書は人との話し方のチップスが随所に書かれている知識本です。僕は人と話すこと、特に初対面の人と話すことに苦手意識があり(特にビジネスシーンなどでは四苦八苦することが多く)こういった話し方について勉強することが多いです。その中で手に取った一冊がこちらでした。
他の類似本と違ってこの本の冒頭の結論には面白いものがありました。それは

会話がうまくなる方法、それは「苦手な人との会話を避け、大好きな人と話す時間を増やす」これだけです。

と、書かれていました。確かに、なんとも簡単。うまく話せない人と距離をとればよく、自分が話せる人と話せばいいのです。そうすれば話すのが楽しくなるし話し方も工夫していく。逆説的ですが確かにそうです。
苦手な人とは距離をとる、かなり大事なことです。
この本をとるきっかけになったのも、会社の上司に口を開けば悪口、のような輩がいました。その人のリーダープロジェクトに参画していた時はどこか憂鬱でチームメンバーの連携もうまくいっていませんでした。原因はそれだけではないかもしれませんが職場ではいつも口を開けば

「そんなんじゃだめだ」
「あいつは使えない、あの会社はだめだ」

そんな会話が飛び交っていました。
人間は環境に良くも悪くも適応してしまいます。しまいにはサブリーダしかり他のメンバの悪口も露見するようになりました。当時はコロナ前で仕事終わりにそのまま飲みに行くこともありましたが、中身はともかく公私が変わってもネガティブな話が多い。。僕自身、早く次のプロジェクトに移りたいと思っていましたが、なかなか付き合いもありこの生活をしていました。
が、ある日、ついに部内の人間の悪口にも波及し、これ以上は無理だと思い、所属部長にもろもろの相談をしました。その結果と、かねてより他のプロジェクトの立案計画を出していたこともあり、無事、次のプロジェクトへ移行することができました。

本書には「苦手な人からは徹底的に距離をとるべきだ」
こう書かれていました。今思うとそれは本当にその通りだと思います。
人間、とりわけ日本人は優しい人が多く

「今はそう言ってるけど本当は悪い人じゃないから…」
「空気読まないで嫌われるのも…」

なんて思い、現状を自分が無理をすることで解決しようとする人がたくさんいます。こんな風に思ってしまっている人はたくさんいるのではないでしょうか。

でも、それは間違いです。

情で悪い関係を続かせるのは絶対に良くありません。自身へ影響を及ぼしてきて、いつしかネガティブな会話を自分もするようになってしまいます。
それどころか「あの人は悪くない」のように自分をいいきかせて我慢してしまうようになります。そんな我慢をしてまで無理をする必要は全くありません。

人とのかかわり方は多種多様です。ただ、その中でもこの本を読んで「人が集まってくるような人になりたい」と強く思うようになりました。
すぐに結果を出すことは難しいですが、すぐにやれることでヒントはたくさん書いてありました。

✔しっかりと感謝を口で伝える
✔感情はおもっている10倍の強さで伝える
✔ほめ方の最上武器「やっぱり」

などなど。。
常に後ろ向きな人よりも、前向きでポジティブな人のほうがいいに決まってます。少し前に読んだこの本でも、同様のことがたくさん書いてあります。

最後に

人間関係は、生きていくうえでも特に重要なものだとおもいます。今後の人生・仕事・生活に大きな影響を及ぼします。
今の人間関係もこれからのそれも、決めていくのは自分自身。自分自身を認めてあげるためにも、未来の自分へのプレゼントを作るためにも、しっかりと周りの環境にも目を向けていくべきだと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
いま行っているプロジェクトはとてもやりがいがあり、いい方向へ迎えています。少し前の自分に戻れたら、即断行動すべきだ、というと思います。どこかで悩んでいる人の少しばかりの手助けになれたらと思います。ではまた。

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私の常日頃の生活をベースに、皆さんの役に立てたり、探しているものを紹介できたらと思っています。今後もよろしくお願いします!