見出し画像

谷田川惣の動画を文字起こししてみた トートロジーの良い教材

はいでは次のコメント行きます

「どのような信念か、何が理由かはわかりませんが、谷田川さんは何がなんでも財務省擁護派だということだけはわかりました。」

擁護派w

「仮にも安倍さんは一国の総理を日本で一番長くやられた方、政治や官僚などのこともそこらの政治家や、我々一般人とは比べ物にならないぐらい目の前で見て、感じた方だと思います。

谷田川さんの話すことを聞いていると、その元総理より財務省を知り、官僚を知り、経済をご存じなようで。」

ん、僕は安倍さんより経済のことはわかってると思いますよおそらく。あくまで思うということなんですけどね。

安倍さんのこれまでの発言などからそう思うだけ。

官僚のことをわかっていることと経済のことをわかっているのはね別ですからね。

官僚のことがわからないと経済のことがわからないと官僚が意味不明なことをおこなっていることになる意味不明のことを行なっていることについて何か理由をつけたくなる。

それが財務省陰謀論になっていく。

安倍さんが長く総理をやっていたからわかっているはずだ知っているはずだというそういう考え方にはすごく抵抗があります。そこに理屈がないからね。僕は何に対してもいつも理屈を大事にする。

俗流MMTに対しても理屈を語れと。理屈がない根拠がない目隠しで信用しろと言われてるようで抵抗を感じるんです。

総理を長くやっていた安倍さんの方が知ってるはずだ。何かそれはわからないけど知ってるはずだ。だから、安倍さんを信用しろというのはね、僕はね、そういう考え方ができないんですよ。

僕が安倍さんの発言や行動から安倍さんはものすごく経済のことや官僚のことをわかっていると感じてその理由は長くやってきているからだと言うと理屈が一致するんだったらそうですよ。

安倍さんが長く総理をやっていたと言うその一つの現象を持って、安倍さんはわかっているはずだという、僕は考え方ができない。

長く総理をやっていたからと言うのは僕にとっては理屈ではないんですよ。

総理を一番長くやっていたから安倍さんの経済論を判断してはいけないと言うのなら、誰ができるのか。

まさか安倍さんより長く総理をやった人しか言ってはいけないと言うことにはならないですよね。

じゃあ、誰が安倍さんの経済論やそういったものを判断できるのか。専門家ですか。

じゃあ皇位継承論、天皇の歴史について、その分野については僕は安倍さんよりわかっていると言っていいんですかね。

僕はね皇位継承のことを専門だと思われがちですけど、自分としては専門だと思ってないんですよね。

まあ、本を三冊出してたら専門家とみなされるかのかもしれないですけど、僕は別にそんな専門家だと思ってない。

敢えて言うなら「哲学者」だと思っている。

正確には政治哲学をベースにした、単なるコラムニストだと思っている。思いのまま好きなことを書いたり話したりしている。

皇位継承論についてずっと取り組んでいるから詳しくなっているだけで取り組む姿勢としては経済論と全く同じスタンスでやってます。

期間としてはむしろ経済論のほうが長いぐらいですよ。安倍さんの初当選の頃からずっと政治経済を見続けている。正確にはもうちょっと前からですけどね。

そう言ったことを踏まえて僕は自分の経験から安倍さんの経済論を評価しました。

それをやっちゃダメと言われるとこのチャンネルもやめないといけないですからね。

大なり小なりそういうことが出てくる。あの人の方が長くこの問題について論じているから、それに異論を唱えるのは、横柄な態度だとそういうことになってしまう。

いろんなことでそういうことになってしまう。

あらゆることで僕はこのスタンスを貫いているんでね。

長くやっていることを尊重するのは保守ではないかとそんなことを思う人いますかね?

総理を長くやっているからね、その長くやっていることを尊重するのは保守の姿勢なんじゃないかと。

安倍さんが僕と同じ考えでなぜそれをやってくれなかったのか?

安倍さんは総理を長くやっていたから、お前より経済のことはわかっている。そう言われてもそこに理屈が何もないから、僕は納得できない。

別の人がね、お前より経済学者を長くやっているから、お前より経済のことをわかっているはずだと、だから、お前は間違っていると言われても僕は納得しない。

長くやっているからこそ流石に説得力のある理屈だというんだったらわかるけど、そう思わないことには、素朴にそう思わないと思う。

自分のものの考え方とか知識とか経験とか総合的に考えて、そんなことはないはずだと、僕は自分の頭で判断する。

むしろ僕は安倍さんが総理を長くやっていたからわかってるはずだというコメントをしていることの方が、僕はちょっと危ないと思っています。

例えば、安倍さんが長くやっていて、すぐそばで一緒にやっていてそれをわかっているから安倍さんは長くやっていて、高校こういうところを見て、これができなかったんだというんだったらわかりますよ。

自分もわかってないけど、安倍さんは長くやってたから安倍さんの方がわかっているはずだというものの見方はね、僕はあんまりよくないと思います。

安倍さんの方がよくわかっているかもしれないと思うことはいいですよ。

例えば、自分自身がね、わからない時に、安倍さんは長くやってたから、安倍さんの方がわかっているはずだというのはいいんですよ。それはいいんですけど、自分以外の人が誰かと誰かがいた時に安倍さんを批判的に見ている人がいた時に、安倍さんの方が長くやってたから、安倍さんの方が正しいはずだというのはね、僕はその考え方はね、ちょっとあんまりいいことないんじゃないかと思います。

とにかく僕はこのチャンネルで徹底していることは、結論よりも考え方をね、大事にする。

結論よりも過程を大事する。

安倍さんの方が安倍さんが長くやってたから安倍さんはわかっているはずだっていうのはね、そこの途中の考えがすっ飛んでるんで、僕はちょっとね、そういう考え方はどうなのかなと思います。

結論ではない考え方の問題、結論なんかどうでもいい、どういう考え方をするか、違う結論だからといって見下したり、軽蔑したりしない、結論なんてどうでもいい考え方が気になる。

その人がどういう考え方をしているかということなんです。

で、別の方のコメントを取り上げます。

「うーん、谷田川さんの言いたいこともわかりますけど、財務省では増税すると評価される、出世できる伝統があるそうですし、高橋洋一氏からレクチャーを受けていてお墨付きももらっていた安倍さんが経済を理解していなかったとはちょっと思えません。

御進講をを誰から受けるかによって、多分に影響されることはあると思いますが。」

財務省で増税すると評価される、政治家に増税をさせたらということですかね。

財務省が財政の均衡を考えるのは当然なんです。

まずは当然のことをやっているという理解が必要なんです。

それに対して、ありうつ議論というのは、こういう方法で財源が確保できるから増税は必要がないという論が一つ、もう一つは財政破破綻しないから、財政赤字など気にする必要はないという論。

財政赤字をいくら発行しても財政は大丈夫なんていう論は今のところ主流の説ではないです。

これからもならないと思います。

俗流MMTによっては単なる事実なんだろうけど、それはそう思い込んでいるだけで、そんな事実は存在しないんです。

だから、歳出を減らせなければ、別の財源を見つけるか増税するしかない。

増税すれば財政が持ちこたえるのだから、財務官僚として評価されるのは当然ですよね。

ウイルスを減らしたら厚生労働省が評価されるのと同じですよ。仕事をしているだけ。

だから、別におかしなことは何もないと思うんですよ。

でも、安倍さんは高橋洋一さんからレクチャーを受けていて、お墨付きを得ていたとのことなんですけど、それだけでは僕は全く評価しない。

むしろそれだけではまずい。

いろんな人からレクチャーを受けていて、高橋さんからもレクチャーを受けていたんだったらわかるけど、高橋さんからのレクチャーだけで評価することはできないんです。

それは高橋さんがどうこうということではなく、高橋さんからレクチャーを受けて、高橋さんと全く同じレベルになるんだったらいいですけど、そうなるわけがない。

高橋さんから見たら、自分が言ったことをよく理解してくれたと思うかもしれないですけど、高橋さんと同程度ではないから、それだけではまずい。

高橋さんが正しいとしても、高橋さんも一つの見方ですからね、総理というのはいろんな見方を理解した上で、高橋さんの見方を採用するのと、主に、高橋さんだけの見方を採用するのでは全く意味が違うんです。

だから、高橋さんからお墨付きをもらったというのは僕はあまり評価しない。

これまでにもそういう総理大臣を見たことがない。

かつての総理大臣は特に経済に明るい総理大臣は誰からレクチャーを受けたという類のもんではなく、基本的な教養がしっかりしている人だった。

その上で、誰を重用しているかという話になる。

高橋さんからレクチャーを受けて、お墨付きをもらっているというのはね、僕はちょっとどうなのかなと思う。

財務官僚もね、昔はもっとすごかったです。

財務官僚だけじゃなく官僚全体がすごかった。

僕が20代の時は自分の会った官僚の知識や考察がすごくて、こんな集団が霞ヶ関にいるのかと、ある意味恐怖をちょっと覚えましたね。

今はそう思わなくなった。

僕の方もレベルアップしてるかもしれないけど、自分としてはそんなに変わってないと思うんですよね。

ま、それはともかく話を戻します。

僕は以前にも言ったことなんですけど、高橋さんは俗流MMTのように財政破綻はしないという考え方はしていない、会計上破綻しないだけであって、財政がパンクするという概念は持っておられる。

高橋さんはそれがすぐには怒らないという考えなんですよ。

だから、短期的にはアベノミクスで日銀が赤字国債を引き受けたから、財政は問題ないと言っている。

ここだけ切り取って、高橋さんは日銀が買い取って問題ないと、そう言っているという人もいるんですけど、安倍晋三回顧録の話が本当だとすると、安倍さんも高橋さんの話をそう受け取っているかもしれない。

高橋さんも短期的には確かにそう思っているから気にしないとそうなる。

できれば、経済の基礎的な教養があった方がいいと思いますけど、そうでなくても、いろんな立場の人の経済論を聞き、それを理解し、その中で高橋さんの経済論がどういう位置にあり、それを採用すると、そういう形じゃないといけないと思うんです。

政治家というのはバランスというか、総合的判断というのが非常に大事だと思うからね。

政治家は学者ではないから、別にそんなに専門的に詳しくなくてもいい。

ただ、バランスよくいろんな意見を知って、総合的に判断する能力が必要なんです。

誰か一人を頼ってその人を重用しているというのはまずいですよ。

その部分では僕は歴代いろんな総理大臣、経済に強い総理大臣もいました。

そういう人を見てきた中で、安倍さんはちょっと経済の部門は苦手なんじゃないかと思いました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?