「エゴ」と「善」の混じり合う場所に生まれる重力
今日は「エゴ」と「善」についてのお話です。
この2つを絶妙なバランスで持っている人に
僕は強く惹きつけられます。
(なんじゃそりゃ笑)
「エゴ」と「善」は
もともと相反する要素に思えますが、
しっかりと結び合わせれば「魅力」に
変化させることができると思っています。
今日はそんなお話です。
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▼善悪ってなに?
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「善」のお話をする前に、
僕自身の「善悪に対する考え方」を
きちんと書いておきたいと思います。
結論から言うと、
僕は「善」「悪」という観念は
持ち合わせておりません(笑)
この世のすべての事象は
「必要だから」発生すると思っています。
そこに「善」とか「悪」とかの味付けを
するのは、無意味だと思っています。
まぁ、「善」や「悪」で境界線を区切ると
宗教、政治、ビジネス、精神衛生上とかで
なかなか都合が良いのでしょうね。
それくらいにしか考えておりません。
つまり、善悪の観念がほぼありません・・・
(生まれてきてごめんなさい)
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▼僕の考える「善」
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そんなアタマオカシイ僕なのですが
それでも「善い行い」には強く惹かれます。
では、何をもって「善」と呼ぶのか?
よく分からないので
Wikipediaさんに訊いてみますね。
"善は、道徳的な価値としての良さ。道徳的に正しい事、多くの人が是認するようなもの。善とは社会的な規範に是とされる存在、行為などである。"
はい。分かりました。
僕の考えとほぼ真逆ですね(笑)
(Wikipediaさんごめんなさい。)
「善」に対する、僕の考えはすごく単純で
【誰かを救う思想/行為かどうか】です。
たとえ「社会通念上NGな思想」であっても
それが誰かの救いになったり
誰かの幸せを心から願う行為であれば
僕はそれを魅力的に感じます。
(そもそも「社会通念」ってナニソレ?オイシイの?)
『自分が何を言われようが攻撃されようが
私は大切な〇〇を守りたい。幸せにしたい。』
そんな想いを、僕は「善」だと感じます。
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▼エゴって大切だよね
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では、「善」さえ持っていれば
その人は魅力的なのか?
いや、実はそんなことありません(笑)
むしろ、僕の最初のリアクションは、
『え?そんなのキレイゴトでしょ?』
『アナタは偽善者ですか??』
『なに言っちゃってるの??』
です!
(メンドクセー奴!!笑)
僕、人をめちゃくちゃ信じるタイプですが
その前のステップとして
めちゃくちゃ疑う過程があるのですよね。。
そんな疑り深い僕を安心させてくれるのが
「エゴ」です。
ではでは、「エゴ」について
もう一回Wikiさんに訊いてみましょうか。
"エゴとは、利己主義 - エゴイズムの略 - 自己の利益を重視し、他者の利益を軽視、無視する考え方。"
「エゴ」って、ヒドい!!
自己チューなだけならまだしも、
「他者の利益を軽視、無視する」って!!
でも、僕が魅力を感じる「エゴ」も
この説明とまったく一緒です(笑)
つまり、「自分を最優先する人」です。
僕は、そんな人を心から信用します。
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▼まとめると
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さて、ややこしくなってきましたが
まとめていきますね。
僕が信頼し、かつ強い魅力を感じる人は
「善」を行う人。
つまり【他者の幸せや救済を願う人】です。
それに加えて、
「エゴ」を持つ人。
つまり【他者を軽視して自己を優先する人】です。
この相反する2つの要素を
矛盾しないように混じり合わせることができる
人というのは、以下のような人です。
自分を幸せにする(救う)行為そのものが、
他の人の幸せ(救い)につながっている人。
もしくは、
他の人を幸せにする(救う)行為そのものが、
自分の幸せ(救い)につながっている人。
僕はそんな人が大好きです。
見つけたらほぼ間違いなくストーカーします(笑)
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▼最後に
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「エゴ」って、悪者扱いされること多いです。
僕たちは昔からこうやって言われてきました。
『思いやりを持ちなさい』
『自分勝手になるのはやめなさい』
『相手の気持ちが分かる人間になりなさい』
では、自分自身には優しくなくていいのか?
自分は傷ついても誰かを幸せにすべきなのか?
そんなことはないですよね?
でも、僕たちは小さい頃から
「自分よりも他者を大切にする」
ということを盲信的に刷り込まれてきました。
そして、「自分を大切にする」ということに
罪悪感を覚えてしまうこともあります。
(僕もその一人でした)
自分を幸せする能力。
それはそのまま、誰かを幸せにする能力です。
そのためにはまず「エゴ」が必要です。
「エゴ」とお友達になりましょう。
「エゴ」のことを「大好きだよ」と言って
思いっきり抱きしめてあげましょう(笑)
「エゴ」と「善」
この2つはもともと敵などではなく、
最高のお友達になれる2人なのですから。
「エゴ」と「善」が手を繋いだ心を持った人。
僕はそんな人が好きです。
僕自身も、そんな人間になりたいと思っています。
おしまい。
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