言葉選び

こんばんは。

わたしは「いつも何度でも」という曲(千と千尋の神隠しの主題歌)がとても好きなのですが、少し前にこの曲を作られた木村弓さんのインタビュー記事を読みました。

この曲の言葉が生み出されていく過程を垣間見れて感激してしまいました。

例えば「ときめく」と「心踊る」。
言葉の違いで、本当に世界が全然違って感じられます。
「心踊る」ってなんて素敵な言葉なんでしょう。

「あまりにも 果てなく道は続くけれど」だと苦しくなって歌えないから「果てしなく 道は続いて見えるけれど」と『見える』という表現に変えてもらった、というところも。繊細な言葉選びに驚きつつ、その優しい曲の世界観にわたしは無意識な部分でも惹かれて癒されていたんだなとも感じます。

「光抱ける この両手がある」と「この両手は 光を抱ける」の違いも。この歌詞で包み込める世界の広さがぐんと優しく広がっている感じがします。

あぁすごい。

この曲の中で、好きなところはたくさんあるんですけど、そのうちのいっこはこの部分。

かなしみの数を 言い尽くすより
同じくちびるで そっとうたおう

「いつも何度でも」作詞:筧和歌子 作曲:木村弓

そっとうたおう、に救われます。

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