介護日記2#88無事に今年も母と花見

桜が咲いた。
今年は咲き始めるとあっという間に六分咲きとなって、桜のある公園は沢山の人で賑わっている。
どうやら数日後にはまた雨が降る予報だったから、次の土日はお花見は難しいかもしれない。

毎年母と桜を見に来ている。

今年も来れた。
緩やかな坂道をえっちらおっちら母の車椅子を押してたどり着くと桜は優しく迎えてくれた。満開ではないけれどあたり一面桜の花で埋め尽くされ気持ちも艶やかになる。
思っていたよりも見物人は少なくて、10人いただろうか。ベンチに腰掛けている人が数人、写真を熱心に撮る人が数人いたくらいだった。
母も桜をキョロキョロと見ている。
散歩も久しぶりだったからか、しっかりと覚醒できている。
桜をバックに母を写真に収めた。
本当に今年も来れて良かった。

自宅に帰ってからの母は疲れたのか、なかなか覚醒出来ず水分摂取がちょっとしか出来なかった。
その後１時間程ベッドへ。
起こして夕食。
休み休みだったが、なんとか服薬まで終らせる事が出来てほっとした。
しかし、しばらくすると呼吸が荒くなり血圧が下がり始めたのでベッドに連れて行った。
きっと曇りではあったが太陽を浴びて、桜を見て、疲れたのだろう。

明日も良い日でありますように
読んで下さってありがとうございます
(桜)