介護日記2#70母の皮膚の状態(褥瘡)
ちょっと油断していたかもしれない。
もちろん、時々ヒヤリとする事はあったのだが。
これまで母の皮膚は、トラブル知らずと安心していた。
レビー小体型認知症、介護5の母は自分では寝返りがうてないし、車椅子の座り直しも出来ない。
全て他者の介助が必要。
そして家にいる時、それは私の役目だ。
春を迎える前頃からちょっとずつ心配な状態に。
まず臀部。
オムツ替えの際、尾骶骨近くに小さな亀裂をみつけた。
5ミリ程の亀裂。
軟膏アズノールを処方してもらう。
数日で傷はふさがった。
次に違和感を覚えたのは踵。
最近よく踵の皮が薄くむけていた。
そしてある日、踵の一部が黒ずんでいることに気付いた。
ネットで検索してみる。
母のそれと同じ様な写真を見つけた。
まずいかも。
ちょうどその黒ずみに気付いた日は、訪問診療の日で自宅に来た医師に尋ねる事が出来た。
やはり褥瘡になりかけの状態だろうと云われた。
褥瘡〈じょくそう〉(床ずれ)は、体のある部位が長時間圧迫されたことにより、その部位の血流がなくなった結果、組織が損傷されること。
これらの褥瘡予備軍は数時間で回復したり悪化したりを繰り返す。
有難い事に今のところ母の皮膚は少しずつ改善し、元の大丈夫な状態に戻りつつあるようだ。
家のベッドはエアーマットを使用しているが、何も保護せずにそのまま足を伸ばした状態だと、膝が少し曲がり固まっている母の足の踵にどうしても一番負荷がかかってしまうようだ。
クッションなどを膝に当てこれまで以上に気を付けて、除圧をしていく。
訪問診療の医師は私の為に言ってくれた。
決して無理はしないで出来る範囲でやって下さい、と。
車椅子に座っている時はこまめに座り直しをする事と、ベッドに寝ている時は体位変換をこまめにやる事。
もちろん医師の言ってくれた様に、
私の限界は越えてはいけないのだが。
後悔はしたくない。
読んで下さってありがとうございます
今日も明日も良いことがありますように(サルスベリ)