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日記#64病院内の緊急コール

主人の約2ヶ月ぶりの定期受診日。
朝からバタバタと準備をして病院に向かった。

受付から見えている椅子は、ほぼほぼ人で埋まっていて混雑しているのがわかった。

後から聞いた話では来週が祝日なので、その振り分けで混雑しているらしい。

採血の順番も約1時間待ち。
いつもなら椅子に座って待つ時間も無い程なのにである。

待つしかない…空いた椅子を探しのんびり座って待っていた。


30分程待っていただろうか。


少し離れたトイレ付近でスタッフらしき声が聞こえてきた。
私には、声だけは聞こえる所でのやり取り、状態は全く見えていない。

「トイレで誰か倒れてるかもしれない」
「どこ?」
「女子トイレ!」
「意識は?」
「コールした?」
「コールして!!!」
「ストレッチャー!」
「AED!!!!」

30秒位のやり取りだったように思う。

あっという間に、今までどこで仕事をしていたのだろうかと思う程の、医師や看護師がその場所に応援に駆けつけ次第に声が聞こえなくなりいつものロビーの静けさが戻ってきた。

それぞれの出来ることを…

最善を尽くす…

そんな表情のスタッフの方々だった。


数時間後、主人は無事に診察が終了した。
次回の予約確認を科の看護師がしてくれた時に
「今日も多くて大変でしたね。トイレ付近にいたのですけど本当にご苦労様でした。」
と伝えたところ、
「ご心配おかけしました。あの後元気になられました。」
と話して下さった。

かなりの年数病院に通っているが、初めての出来事だった。

トイレや入浴時はやはり用心しなければならない。
働いていたデイサービスでも救急搬送したケースがあったので痛いほど分かる。

今回は病院内のトイレでの出来事だった。本人が緊急コールを押したのかどうか詳細はわからないが、命が助かった事は事実だ。

もし一人暮らしだったら…
公衆トイレだったら…

命は儚い。

1日1日を大切に生きようと思った出来事だった。

医療などに携わっている皆様、毎日ありがとうございます。改めて感謝します。

読んで下さってありがとうございます
今日も明日も良い事がありますように(バラ)