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介護日記2#94最近の母の食事とヒヤリとした夜の事

暑い日が続いている。
新潟県長岡市長岡では35.4度を記録したそうだ。
まだ6月半ば。
真夏にはいったい何度に成ってしまうのだろうかと心配になってしまう。

さすがに母との散歩は断念した。
母に聞いても「きつい?」には頷いたが「散歩に行く?」には頷かなかった。

以前に比べると母の覚醒時間が隨分減ってきた。

これまでずっと施設でも我が家でもほぼ完食していた食事が、4月頃から食べ残す事が増えてきたのだ。
もちろんまだまだ完食の時もあるのだが、少ない日は3割の事も。
水分摂取は多い時800cc以上だが、少ない時は600ccがやっとの事もある。

食事の途中で目は開いていても飲み込めなくなったり、全くシャットダウンして口も目も閉じてしまったりするのが主な原因。
声かけをしたり、ゆすったり、車椅子を移動させてみたり、色々と手を尽くしてみての結果なのでしかたがない。
徐々に食事は摂取量がへってしまうのか、このまま低空飛行で継続するのかは全く未知の世界なのである。

なるようにしかならない。

母の生き様に寄り沿いたいと思う。


今回、夕食は2口目から飲み込みが止まってしまっていた。時々ふっと目が開くのだが、その瞬間に飲み込んでいる。
飲み込んだのを確認し再び食べ物を口に運んでみる。やはりなかなか飲み込めずに口に含んだままだが、忘れた頃にゴクリと飲み込んでいる。
以前と比べると本当に進まなくなった。30分以上かかっている。
それでも、好物の甘夏の果汁だけは休み休みではあったが用意した分を全て飲み込んでくれた。
それすら難しい事も増えてきている。

結局頑張ったけれど夕食は半量しか食べれず、唯一デザートの甘夏の果汁だけ完食となった。


身支度を整え移動、その間全く覚醒せずにベッドに横になる。
横になった途端、口を膨らませ始めたので咳をするのかと思い右横に向かせた。
しかし、咳をするわけでもなく、口を膨らませたりしぼめたりを繰り返すだけで、なんだが様子がおかしかった。
息の仕方を忘れてしまった様なそんな瞬間だったのでこのまま息をしなくなるんじゃないかと思いちょっと怖かった。
背中をさすったりしているうちに大きく息を吐いて通常の呼吸に戻ったので私は物凄くほっとした。


緊急の場合、訪問診療やお世話になっている看護小規模多機能の施設などが24時間対応してもらえるのも心強い。


もちろんどんな状況でも受け入れ寄り沿う覚悟は出来ているつもりではあるが、やはりジタバタしてしまうのかもしれない。

なるようになる。
なるようにしかならない。

流れに逆らわずいることが1番良いのだと思っている。

さて、まだまだこれから。

先は長い。
1年、3年、5年、分からないが自分が倒れないようにしっかりメンテナンスしながら前に進もう。

読んで下さってありがとうございます
明日も素敵な1日となりますように
(あじさい)