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【技術】AIにシフト表の画像から予定を読み取ってもらって考えたこと


聴いてみよう

この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年3月13日配信の書き起こしです。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは 、

【技術】AIにシフト表の画像から予定を読み取ってもらって考えたこと

というものです。

AIは百花繚乱

水曜日はITを中心とした技術的な話をしています。

AIを使っていますか?

ざっくりAIと言っても色々ありますよね。

今回のAIブームの火付け役となったのはChatGPTです。

プロンプトを駆使して必要な情報を作り出すスタイルが一般化したのはChatGPTからだと思います。

同じようなスタイルでMicrosoftのCopilotを使うことができますし、Googleには同様にGeminiというチャットAIがあります。

こういう独立した汎用的なAIのほかに、アプリケーションの中に組み込まれたAI機能もありますよね。

NotionにもAI機能がありますし、noteにもあります。

この配信のサムネイルはCanvaで作っていますが、これもAI機能を持っています。

機能特化型のAIもあります。

この配信はListenというサービスに登録していて、そこでは自動的に文字起こしを行ってくれますし、Line Clova Noteというサービスも文字起こしに特化したサービスです。

Zoomには会議のサマリーを作ってくれる機能があるという話を以前したこともあります。

まさに百花繚乱という感じですが、なんとなくまだものすごく便利ってことにはなってないような気もします。

それは、まだこれが標準というような使い方が見えてきていないからではないかと思います。

まずはデータの編集から

僕が最近便利に使っているのはデータの編集です。

表形式のデータの列を絞ったり、不要な列を削ったり、入れ替えたりというものです。

元のデータを読み込ませれば割と自由自在に編集できます。

読み込ませるデータは扱いやすさを考えてCSVデータのことが多いです。

CSVはコンピュータが扱いやすくて、人にとっても案外分かりやすいデータ形式ですよね。

スプレットシートのアプリで簡単に扱えますしね。

まあ、そんなふうに比較的コンピューター寄りの使い方をしていたのですが、ふともう少し高度な使い方ができるのではないかと思いました。

それは、画像を解釈してデータを取り出すということです。

一般的な文書画像をOCR的な機能でテキストデータにすることはよくやっていましたが、構造を持つ画像をうまく扱えないだろうかと思ったわけです。

シフト表の写真を読み取らせる

きっかけは家族の仕事のシフト表でした。

紙で配布されるシフト表をいちいちGoogleカレンダーに入力するのは結構面倒です。

これをAIで楽にできないかと思ったのです。

シフト表はよくある1ヶ月カレンダーの形になっています。

曜日の7個のマスが4行とか5行とか並んでるやつですね。

この写真から正しいデータが取れたら便利そうじゃないですか。

で、試しにやってみました。

まずは、いつも使っているGeminiの無料版にシフトの写真をアップロードして、その中のある日の予定を聞いてみました。

結果は残念なもので、見事な嘘情報が出てきてしまいました^^;

次に同じことをコパイロットでやってみましたが、これも嘘情報でした。

どちらもそこそこの時間がかかった末の回答です。

まぁ、手を変え品を変えプロンプトしたらなんとかなるかもしれませんが、面倒なのでやめてしまいました。

で、次に試したのがちょうどリリースされたばかりのClaude3です。

同じことをやってみたら正しい回答を返してくれました。

しかも、回答のスピードが前の2つとは段違いに速いのです。

まあ、まだ混み合っていないだけなのかもしれませんが、サクっと思った通りの回答を返してきたので驚きました。

余勢をかって、「予定・日付の順に一覧表にして」というと、綺麗に正確なシフトの一覧表が出てきました。

あとはそれをGoogleカレンダーに読み込める形に編集していくだけです。

3つ4つのプロンプトを入力しただけで、必要なCSVデータを作ることができたので、それをテキストエディタにコピペしてファイルに書き出し、Googleカレンダーにインポートすることができてしまいました。

これは随分楽ですね。

優秀なアシスタントになりそう

これをやってみて、ふと思ったことがありました。

利便性を考えてGoogleカレンダーに読み込みましたが、このチャットAIをいつでも使える状況だったら、シフト表の画像を読ませて、あとは必要に応じてスケジュールを訊けばいいのですよね。

AIからいろいろな機能を実行できるようになったら、会議の前にリマインドしてもらうこともできてしまうでしょう。

何より、「いついつどこで〇〇の会議があるから覚えておいて」というだけで覚えてくれて、その時に必要な資料を集めたり、資料の要約を作ってもらったりもできそうです。

これはむっちゃ有能なアシスタントですよね。

今はまだAIが使えるアプリケーションが思いっきり制限されているし、情報を長期的に覚えていくことは難しいのでやれることが限られていますが、

徐々に制限がなくなってきたら、様々なことをAIにやってもらうことができるようになるでしょう。

情報管理の問題がまだまだ未解決なので簡単ではありませんが、多分やったもの勝ちでデファクトが決まってしまうのではないでしょうか。

この世界観だとパソコンだとかスマホだとかクラウドだとかわいわい騒いでいるのが古くさく見えてくるような気がします。

やっぱりAIを使ってみると刺激になることがいろいろありますね。

今回のような些細な実験をたくさん繰り返して、AIで変わることをもっと具体的に想像できるようにしていきたいと思っています。

今回は、AIにシフト表の画像から予定を読み取ってもらって考えたことという話をしました。

今日はここまで。

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今後配信の中でお返事をしていきたいと思います。

おわりに

読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。

ITリテラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。

詳しい内容については、概要欄のリンクから、または「読書と編集」と検索して、猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。

概要欄にリンクがありますので、フォローいただけると嬉しいです。

この配信の書き起こしをnoteで連載しています。

今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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