【時刻表】さくら・みずほ・はやぶさ・富士・あさかぜの順でした
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2023年2月11日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
【時刻表】さくら・みずほ・はやぶさ・富士・あさかぜの順でした
時刻表を読んでいくシリーズです。
鉄道ダイヤをどうつくるか
日曜日は地図と時刻表の話をしています。
今回は時刻表の話です。
このところあまり時刻表そのものの話をしていなかった気がするので、今日は真面目に時刻表を開いて話してみようと思います。
手元にあるJTBの復刻版時刻表のうち、一番古いのは1925年4月創刊号です。
そして次に古いのは1968年10月号なのです。
これより前の結構大きい鉄道網の変化のタイミングは新幹線の開業なので、 開業前後の1964年9月と10月号は読みたいと思っているのですが、まだ入手していないのですね。
僕は道産子ですから、北海道にはあまり関係がないような気がして後回しになっているのです。
というわけで、現代につながっていて僕が持っている1番古い1968年10月号を開きます。
パラパラめくっていて目が行ったのは、相変わらず列車番号でした。
以前も列車番号の話をしたことがあります。
列車番号は時刻表でしか見ることがないのでいつも気になるのです。
そして今開いた1968年10月号は、白紙ダイヤ改正が行われた時のものです。
全国の列車の運行を白紙から作り直したわけですね。
2万キロに及ぶ鉄道の運行時刻を作っていくのは大変そうですよね。
だからその過程を想像するのはちょっと楽しいのです。
最初に設定する列車は?
白紙から設計するとしたらどうするでしょう?
最初に設定する列車はなんでしょう?
まず日本の首都である東京から、重要拠点と考えられている地方都市までの最速列車をつくりたいですよね。
これは文句なしの特急列車です。
それを最優先で走らせる筋を引いてから、もう少し優先度の低い特急列車を設定し、急行列車を設定し、普通列車を設定し、とやっていくような気がします。
列車を設定したら、使う車両とか、戻りの運用とか、整備場所とか、必要なものとか人の手配とか、無茶苦茶やることがありますから、これは本当に大変な作業になるでしょうね。
まあきりがないくらい考えることがあるので、ダイヤ改正に携わる人の数も膨大なものになることでしょう。
こういう想像が裏にあって、まずは最初に引かれるであろう列車の時刻を追ってみたくなったというわけなのですね。
その手がかりが列車番号というわけです。
で、最重要なのは伝統的に東京から西へ向かう列車なので、東海道線下り東京発を見ます。
時刻表でもこれが本文の一番最初に掲載されているのです。
その最初に筋を引かれる特急列車の愛称が今回の配信タイトルになっているというわけなのでした。
東京から下る列車の番号は奇数です。
列車番号1、「さくら」は長崎佐世保行。
列車番号3、「みずほ」は熊本行き。
列車番号5、「はやぶさ」は西鹿児島・長崎行き。
列車番号7、「富士」は西鹿児島行き。
列車番号9・11は「あさかぜ」1号2号で博多行きでした。
行き先を見るとものすごく歴史を感じませんか?
これが時代とともにどう変わっていくのかを見ていくのも時刻表を読んでいく楽しみなのですね。
わかるかな?(笑)
今回は、さくら・みずほ・はやぶさ・富士・あさかぜの順でしたという話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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