【時刻表】快速エアポートで列車設定の苦労を想像する話
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年8月27日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは、
【時刻表】快速エアポートで列車設定の苦労を想像する話
千歳線の列車が難しくなった
火曜日は地図と時刻表の話をしています。
今日は時刻表の話です。
北海道のお盆は大体8月の真ん中です。
ほかの地域のことはよくわかりませんが、交通機関の混雑がニュースになるのと同じ時期なので、全国的な多数派の時期なのかなと思います。
なので、先々週お墓参りに行ってきました。
行ったのは恵庭市で降りる駅は恵み野です。
それほど遠くないので電車で行くことにしました。
駅に行ってみて、この春のダイヤ改正が結構大きいものだったのに気づきました。
なんとなくニュースでは知っていたんですが、実際に利用することになって初めてちゃんと確認することになったわけですね。
というのも恵み野駅は快速の通過駅で、乗る列車を選ばなければならないからなのです。
乗る路線は千歳線です。
途中に新千歳空港があるJR北海道の稼ぎ頭です。
走っているのは、遠距離の特急を別にすると、各駅に止まる普通列車と新千歳空港に向かう快速エアポートです。
恵み野駅には快速は止まらないので、これまでは普通列車に乗っていました。
途中の北広島駅まで快速で、そこから普通列車に乗り換えるというパターンもあるのですが、乗り換えるのがちょっと面倒だし、普通列車は空いているという理由で普通列車を利用していたのです。
で、久々に駅に行ってみたら、快速エアポートが随分複雑なことになっていました。
特別快速エアポートと区間快速アポートというのが新設されているのですね。
これまでの快速エアポートとほぼ同じ設定も残っています。
一部のエアポートは札幌から小樽の区間も走っているのですが、そちらは今回の話題からは外すことにしますね。
まず、特別快速エアポート(赤)は札幌を出発すると、新札幌と南千歳だけに停車して新千歳空港に到着します。
これが1時間に1本設定されています。
最速達設定ですね。
そして、何もつかない快速エアポート(黃)は新札幌・北広島・恵庭・千歳・南千歳に停まって新千歳空港に到着です。
これは改正前と同じで、1時間に3本設定されています。
さらに新設された区間快速エアポート(緑)は新札幌の次に北広島に留まり、その後は新千歳空港まで各駅に止まります。
これが1時間に2本の設定です。
で、札幌からの普通列車は北広島泊まりになったんですね。
ってことは、恵み野に行くとしたら普通列車ではダメで、区間快速エアポートに乗る必要があるわけです。
これまで北広島・恵庭・千歳で乗り降りする人はエアポートに乗れば良かったのですが、エアポートでも特別快速に乗るわけにはいかなくなったんですね。
特別快速に乗ってしまうと南千歳まで行ってしまいますから、間違えて乗ってしまうと大変です。
沿線の利用者には痛し痒しという感じですが、新千歳空港からの旅行者にとっては運転本数が増えるのは利便性が増して良さそうですよね。
空港アクセスは稼ぎ頭なので
どの列車も愛称がエアポートなのは空港アクセスが稼ぎ頭なので変えられないでしょうし、この複雑さはなかなか悩ましい決断だったのだろうなと思います。
そして北広島止まりの普通列車も将来への布石という感じがします。
北海道日本ハムファイターズの本拠地であるエスコンフィールドは北広島市にありまして、すぐそば(北広島の札幌寄りとなり)に新駅の建設が決まっています。
新駅ができると格段にアクセスが便利になりますが、もちろんあわせて列車の増発も必要になるでしょう。
多分、札幌から北広島折り返しの列車が増えるのだと思います。
まあ、ちょっと先の話にはなりますが……
この区間、稼ぎ頭なだけに列車設定の変遷が面白い区間なのです。
そのうちそんな話もしてみたいと思います。
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今回は、快速エアポートで列車設定の苦労を想像する話をしました。
今日はここまで。
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今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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