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教えるなんておこがましいけどIT講座やります

僕が中学生の頃、パソコンが電器店の店頭に並ぶようになった。そこでパソコンに触れて、それ以来ずっとコンピュータに関わってきた。

日常的にコンピュータが使われているなと感じるようになったのは商用インターネットが普及し始めた頃で、それは一般的にはWindows95が出た頃と言われている。

僕のいた会社はコンピュータを作っているメーカーのソフトウエア子会社だったから割と早くインターネット環境が整備されたけれども、一般の企業がインターネットを普通に使うようになったのはもっと後で、それはたぶんスマホが出た頃ではないかと思う。もちろん地域差や会社の規模などによって違うのだろう、しかし小さな会社でも普通にインターネットが使えるようになったのは、結局のところスマホのパケットが節約できるというような動機から始まっていたのではないだろうか。

と考えてみると、誰もがなんらかのコンピュータを使っている状態になってからせいぜい10年しか経っていないわけだ。

スマホの影響は絶大で、今はあらゆる人がインターネットにつながるようになったわけだけれど、スマホからITの世界が始まっている人でもどういうわけかパソコンを使わなければならないと思っている人は多い。

もちろんパソコンのほうがやりやすいことはある。でも大半の人の仕事はスマホで済むような気がする。

なぜみんなパソコンを使わなければならないと思っているかというと、会社の仕事でパソコンを使うからである。そして、会社はセキュリティを気にしてクローズドなネットワークを作ろうとするし、そこで使えるのはパソコンだからである。

できることはさして変わらないのに、パソコンを使っていると仕事をしているように見え、スマホを使っていると遊んでいるように見えるという妙な偏見もある。まあ、要するにITの世界についていけない人たちがわけがわからない偏見でそういう雰囲気を作っている。

ただ、そういう世界に安住していられるのは今のうちだけである。社会の諸々のシステムがIT化され、それらはデバイスを問わず使われるようになってきている。最近のキャッシュレスの動きはそのひとつであろう。

「働き方改革」の動きも実はこの文脈にあるのだが、気づいていない人が多数を占める。

IT化の流れに敏感な人たちが案外女性に多い。既存の企業文化からスポイルされてきた人たちが、ITを武器にできることに気づいたのである。

ITの世界は時間的・空間的な制約が少なく、知識があれば稼ぎやすい世界である。しかもITについていけない人はゴマンといて、そのなかで先に知識をつけた人が優位性を発揮できる世界でもある。

ITを使って作られたツールは随分使いやすく、とっつきやすくなっているのだが、変化も早く、振り回されやすいものでもある。ならばもう少し深い知識を持って振り回されにくくなる、または振り回す側にまわりたいというのも道理である。

そういう意識の中で、ITエンジニアになりたいという人たちが増えてきているようである。

しかしこれを実現するのはなかなか難しい。エンジニアと名乗るのは簡単だが、浅い知識でIT業界に参入して痛い目を見る人も少なくない。

自分の価値を維持するためには常に新しい技術の習得が必要でもある。新しい技術にいち早く気づくためにも深い知識を持つ必要がある。

もちろん誰もがエンジニアになる必要はない。しかしエンジニアを目指す人にはそれなりの知識を身につけ、学ぶことを楽しみながら生きていってほしい。

そんなことを考えて、IT知識を少しずつ深めていくためのオンライン講座を開いている。

今はまだ入り口の講座を作った段階。12月からエンジニア教育の講座を始める予定だ。その他に、主に資格試験の勉強中に出てくる疑問に答える窓口も作ってある。

興味がある人はぜひアクセスしてほしい。


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