【Ado】シルエットで表現することの意味がわかる!愛して愛して愛してin LA
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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2024年6月21日配信の書き起こしです。
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にゃおのリテラシーを考えるラジオ
読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書きそろばんを中心に様々な話をしています。
今回のタイトルは 、
【Ado】シルエットで表現することの意味がわかる!愛して愛して愛してin LA
というものです。
Adoについていきます!
金曜日はAdoについていきます!の日です。
愛して愛して愛して
先々週の金曜日に、Adoの最初のワールドツアー「Wish」のロサンゼルス公演の時のライブ動画が公式からリリースされました。
公開された動画は「愛して愛して愛して」のパフォーマンスです。
「愛して愛して愛して」は、ボカロPのきくおさんが2013年にリリースした狂気を含んだ証認欲求をテーマにした歌詞が印象的な曲です。
去年リリースされたAdoの歌ってみたアルバムに収録され、そのインパクトのある歌声が海外のYouTuberからも注目されていました。
そして、ワールドツアー「Wish」では10曲目に歌われたようです。
アルバムの歌唱も十分印象的なのですが、ライブでのパフォーマンスはさらにぶっ飛んだ感じですごいのです。
最初から激しいスクリームで度肝を抜かれる感じ。
声もすごいのですが、振り付けがもっとすごいのです。最初は寝転がったところから始まります。
いろいろな姿勢を取りながら、音程を崩すことなく歌うってどういうこと?って思います。
僕の語彙力では説明できないので、ぜひ動画を見てください。
概要欄にリンクを貼っておきますね。
アドとAdo
このパフォーマンスを見て確信したことがあります。
この曲に現れる人格を表現するなら、Adoのやり方がベストだってことです。
Adoはシルエットとしてステージで歌い踊ります。
その振り付けの姿が複数の人格を表現しています。
もちろん声とともに。
比較的落ち着いている状態と明らかに狂気の状態を行ったり来たりしているのを、声だけでなく視覚からも理解させるためにシルエットであることを有効に利用しているのです。
この表現方法は能の表現に似てるような気がしました。
よく能面のような顔って言いますよね?
表情に乏しいことを言う表現ですが、能の世界では変化しない能面を付けて言葉や所作で感情を表現してしまうのです。
そして能面は見る角度によって表情を読み取ることができるように注意深く作られているようです。
一見無機質に見えるものを介して、厳密に世界観や感情を伝えることを目指していると言っていいでしょう。
そこに演ずる人の顔は必要ないのです。
むしろそれは余計な要素と言えるかもしれません。
そもそも演じられるものは基本的に演者のオリジナルではないのですから。
だから日本の芸能の世界では襲名ということが行われます。
純粋に作品の世界観を表現できる存在として、バーチャルな人格に名前を付けているわけですね。
ボカロや歌い手の世界観は、そういう日本の伝統的な演じ方を反映していると言えるでしょう。
と考えるとAdoという名前の意味の深さがわかります。
能の世界のシテとアド、主役と脇役の脇役の方を取ってAdoと名乗っている。
優れたクリエイティブの前に自分の人格は必要ない。
そういう意味で常に脇役である。
そして、表現を受け止め、感じるのは観客の側であって、そもそも観客が主役なのだという意思の表明が、Adoという名前に現れているのでしょう。
ライブの「愛して愛して愛して」に感動する人がたくさんいるのは、そういう意志が異文化の人々にも伝わるからではないかと思うのです。
Adoがいる世界線
なんだか難しいことを並べてしまいました。
僕の解釈は全く的外れかもしれません。
でも、僕の中のAdoはそういう存在で、だからそのパフォーマンスから目を離せなくなってしまったのです。
Adoのパフォーマンスを真剣に楽しまなければならないと思ってしまうのです。
つくづくAdoがいる世界線に生きられて幸せだなと思います。
とにかくライブの「愛して愛して愛して」を見てみてください。
もしも感じたことがあれば、コメントで伝えていただけると嬉しいです。
今回は、シルエットで表現することの意味がわかる!愛して愛して愛してin LAという話をしました。
今日はここまで。
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配信の中でお返事をしたいと思っています。
おわりに
読書と編集では IT を特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
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この配信の書き起こしをnoteで連載しています。
今日もワクワクする日でありますように。
千葉直樹でした。
ではまた。
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