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【刻】国際航路の時刻も載っている/時刻表は読み物だからな(24)

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この記事は、Podcast「にゃおのリテラシーを考えるラジオ」の2022年9月18日配信の書き起こしです。

読んでみよう

にゃおのリテラシーを考えるラジオ

読書と編集の千葉直樹です。

このチャンネルでは、読書と IT 時代の読み書き、そろばんを中心に様々な話をしています。

今回のタイトルは、

国際航路の時刻も載っている/時刻表は読み物だからな(24)

時刻表を読んでいくシリーズです。

船の航路の話

今回は国際航路の話です。

航路と言ったら飛行機の方を思い浮かべることは多いですよね?

JTB の時刻表にはもちろん飛行機の時刻も乗っています。

僕が持っている 1968 年の 10 月号にも少ないながらも国内線の時刻が載っていて、沖縄が国際線扱いだったという話をポッドキャスト 225 回目に話しました。

その後の時刻表には国際線もどんどん増えて、今は航空時刻もかなりのページを割いて掲載されています。

飛行機も面白いのですが、そっちじゃなくて船の方を見てみます。

時刻表にはフェリーの航路の時刻も載っています。

これは 1968 年の時刻表からあるのですが、 1988 年の時刻表を見たら国際航路も載っていることに気づきました。

外国へ行く航路いろいろ

最近の時刻表にももちろん載っているのですが、上海と釜山に行くものしかなく、さらに渡航制限の影響で運休していてあまり見るものがありません。

なので、一番面白いのが 1988 年の時刻表でした。

日本側の出発地は、横浜、大阪、神戸、下関、沖縄が乗っています。

大阪・神戸からは韓国の釜山、中国の上海を結ぶフェリーがあります。

下関からは釜山を結ぶフェリーです。

これらは最近の時刻表にも運休中でも乗っています。

1988 年の横浜から出ている船はナホトカに行っていました。

運行はソ連極東船舶公社。

就航船名は「コンスタンチン・チェルネンコ号」です。

横浜をお昼の 12 時に出港し、 3 日目の 17 時にナホトカに着きます。

ナホトカからは 12 時に出港で 3 日目の 15 時に着くスケジュールになっていました。

そういえば、ユーミンの「私のロンサムタウン」という曲に、

錆びた船がナホトカに向けて遠ざかる

私のロンサムタウン/松任谷由実

という歌詞がありました。

概要欄にリンクを置きますので、ぜひ聴いてみてください。

横浜の港町感が出ていていいですよ。

沖縄からは台湾への航路が載っています。

那覇から宮古島・石垣島を経由して高雄と基隆を結んでいます。

行きも帰りも夜に出港して、翌日に宮古や石垣に寄り 3 日目に目的地に着スケジュールになっています。

今は貨物を運ぶ航路あるようですが、旅客を運ぶ定期航路は時刻表には載っていません。

検索してみるとクルーズ船でのツアーがあるようですね。

船から飛行機へ

人の移動は航空便が普通の時代になったのだなあと感じます。

ただ、細かい国際航路はもっとあったようで、ググるといくつか見つけることができるのですが、残念ながら 10 年おきの復刻版しか手元にないので、ひょっとしたら間の時刻表に掲載があるかもしれません。

機会があったらもっと調べてみようと思っています。

次回は北海道の線路がショートカットしていく歴史の話をしようと思います。

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今後配信の中で参考にしていきたいと思います。

おわりに

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今日もワクワクする日でありますように。

千葉直樹でした。

ではまた。

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