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車の謳を聞き、凍傷を治療する

 11月は何もなくとも気が滅入る。  どれだけ起きるのが億劫だとしても、なぜだか6時台には勝手に目が覚める。朝のルーティンは、ベッドの上で漫画を読むこと。ここのところ「おやすみプンプン」を読んでいる。気が滅入るのはそれのせいかもしれない。  今日はわけもなく涙が出てきて、どうにも気が滅入り、ベッドから出られなくなってしまった。  ふと、部屋の壁に貼ってある川内倫子の写真展のチラシが目に入った。  友人と写真家の話をしていたときに、川内倫子のことを教えてもらった。スティーブン

    • 感想: プラヴィエクとそのほかの時代

      オルガ・トカルチュクの長編小説の第三作目にあたる『プラヴィエクとそのほかの時代』を読みました。  オルガ・トカルチュクは1962年、東西冷戦のさなか、ポーランド共和国で生まれました。2018年はスウェーデン・アカデミーがなんやかんやと問題があったため、その年は選考が見送られ、2019年にオーストリアの小説家ペーター・ハントケとともにノーベル文学賞を受賞しました。  この小説を買ったのは今年の1月25日でしたが、ずいぶんゆっくりと読み進めていたため、現在読み終わりました……

      • 感想: コレラの時代の愛

         コロナの時代なので、ガルシア=マルケスの『コレラの時代の愛』という作品を読みました。内容はどちらかというと、題のとおり「愛」について、あるいは愛という人生についてだったと感じます。  初めて読んだガルシア=マルケスの著書は、『ガルシア=マルケス「東欧」を行く』というルポルタージュ作品でしたが、のちに作家であることを知り、文学作品も読みたくなりました。  先日ドイツで知り合った、コロンビア人の友人にガルシア=マルケスの話をしたところ「あんまり本は読まないけど『百年の孤独』

        • ドイツ短期留学

          1. 留学の経緯と学校について短期海外留学プログラムは、本学が指定する交流協定校実施のサマープログラム/ウィンタープログラムから希望先を選んで留学をする制度です。 ————大学HPより引用  わたしはゲッティンゲン大学を選び、短期留学をすることにしました。期間は6週間。語学力を身につけるには決して十分な長さとは言えないとはいえ、大学のドイツ語圏プログラムのなかでは最も長い。  少々ハードスケジュールではありますが、プログラム開始日の前日にドイツに到着しました。フランクフル

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