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古文の勉強の仕方

僕が高校の頃

古文の先生はダジャレばかり言って

まったく

勉強の仕方を教えてくれませんでした。

相撲が得意な詩人は

白居易、とか。そういうレベルです。


卒業後浪人中

河合塾の古文の先生は

「とにかく現代語訳にしなさい」と言ってたので

僕は古文の単語帳(600語)を使って

現代語訳に挑みましたが

まったくできませんでした。

その理由は

古文を読解するには

少なくとも2000語は必要だったからでした。

当時は全く訳が分からず

覚えた単語で訳せるところだけを訳して

問題を推理して解くという

かなりギャンブルな解き方だった訳ですが、

その後東京大学に通っていた会社の同僚に聞くと

辞書使って調べなきゃダメだよ。

と言われて、あ、それもそうか、と気づきました。

当たり前なのですが

英語なら辞書で調べるのに

古文は単語帳。

変な話でした。

そこから家庭教師や塾の講師をしていくうちに

古文を読解する機会が増えて、

その都度学生さんたちと

辞書を使って丁寧に訳読していきました。

彼女たちの辞書は独特で

調べたところをマーカーで引き

ページをめくりやすいように

ぐしゃっとしていました。

なんで?って聞いたら

一度調べたところを見返すときに

早くなるからだとか。

たしかにめくりやすく

目が行きやすい。

マーカー学習法や

辞書学習法は

なんだか古めかしくもありますが

やってみればわかる効果があるのでおすすめです。

初めは時間がかかりますが

徐々にペースが上がって

気づけば

辞書なく訳せるようになっていきます。

僕の場合は

入試問題程度の語数で

100話くらい訳したとき

あ、そろそろ辞書を使わずにいけるな

という感覚になりました。

そこは個人差があると思います。

単語や文法を一通りやったら

設問にいくのではなく

現代語訳にいくのはおすすめです。

100話解く頃には

設問も解けるようになっているはずです。

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