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【地中海オリエント世界】② 序文の後半

前回は

オリエント文明の誕生について
書いていたと思う。
オリエントは
イランやエジプト周辺

灌漑治水に始まり
侵攻、興亡、統一淘汰を経て
文字や数字、法律、
官僚組織、などの
文化・文明を持つ
古代国家に成長していった。
前3000~2000年の頃の話。

オリエント文明の影響を受けたエーゲ文明

これも前回触れたが
オリエントの影響を受けた
エーゲ文明は
王権によって"小王国"の分立していた。
今でいう共和制のようなものだろうか。
前1200年ころには崩壊している。

ギリシア文明

エーゲ文明崩壊後に生まれた
とされるギリシア文明
ギリシャと書き間違いそうだが
ギリシア。
小王国の1つだったのだろうか
違ったのだろうか。
オリエント→エーゲ→ギリシア
という流れがある。
特徴は
ポリス、王権を持たず、
対等な市民、自由な議論、
マケドニア、アレクサンドロス大王
小国分立→帝国(地中海全域)
という感じで
ギリシャ”文化”は
地中海全域に波及する。
ここまでが前回の学習。
時代は
前300年頃。
急に身近になってきた。

ローマ文明

イタリア半島の1都市国家だったローマも
ギリシア文化の影響を受けていた。
特徴としては
強大な軍事力と統治技術。
軍事力を背景に
外交や降伏交渉をしていたのだろうか。
政治的に統一していた、という記述があった。
統治技術は
土木建築とローマ法。
建築は灌漑治水以外にも
石造建築は現代にも遺されていて
つながりを感じてしまう。
建築が進むのは
壊されないから。
つまりローマは平和だったといえる。
軍事、法、ときたらやはり宗教。
そう、ローマといえばキリスト教。
しかし、初めは
皇帝を神としていたため
キリスト教を迫害していた。
え、迫害していたのに国教になったのか?

キリスト教

パレスチナの地に生まれるも
ローマ帝国などに
危険な思想として迫害される。
皇帝と並ぶ神はダメ、というのは
自然な流れか。
しかし
キリスト教はしぶとかった。
草の根というか
迫害を受けても結局は
地中海周辺地域に根付いていき
やがてローマも認める方向に転換する。

ローマ帝国の成立は前100年頃、
キリスト教はもちろん0年、
国境になったのは400年ころ。

ギリシア文化とキリスト教

この2つが
その後のヨーロッパ思想の
母体というか源流というか
元になっているのは
言うまでもないか。

鈍足極まるが(今学習に思うこと)

教科書の1ページに
ほぼ全てマーカーし、
暗唱し、
記憶し
書き写しをする。
果たしていったい
これが何の役に立つのか
どう生かされるのか
おそらく
学習の基礎になっていくのだろうと
想像はするが、
それにしても鈍足すぎる。
ただ、
自分にはこうやって進むことしか
イメージができないことは
学生時代の学習で
はっきりとわかった。

今になって
世界史を学ぶ必要ができてしまったのだけれど
学習したい!と思わせてくれたのは
あ、猿人が歩き始めた!と
想像できたから。
絵に浮かんだとういか。

そういう感覚があれば
文系科目は
きっと面白くなる。
古文の世界も
わななく姿、
涙の海、とか
大袈裟に振る舞う古人の姿が浮かぶと
面白くなる。

想像を楽しめる学習をすれば
全てを学びきれなくても
自分の中に
確かに残るものがある。

期限はあるけど
その時まで
じっくり、焦らず、
感じ尽くそうと思う。

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