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新規事業のやり切る力

これは新規事業のインターンの採用に言われた事で、どんな人を採用したいかというのを代表にお聞きした時に、「最後まで主体的にやり切る力」と言われていました。

当時はそこまで深く考えていなくて、途中で諦めずに最後までやるって事かなくらいに考えていたのですが、昨日その意味が少しわかった気がしました。

自分でもずっと自分らが担当している新規事業の進捗のスピードが遅いんじゃないかというのは感じていたのですが、昨日今までのメンバーがどの段階まで進んだのかという話を聞いて、焦りというか大丈夫なのかなと思いました。

最終的に事業計画書を提出するまでがひと段落という感じなのですが、今はまだそのような段階じゃない。

事業のコンセプトがなかなか固まらず、常にブレているか、納得できていないというような感じです。

確かに常に改良のポイントがあるのが新規事業なのかもしれませんが、とりあえず形整えてヒアリングするなり、そこをマイルストーンにするなりして前に進んでいかないといけないのがわかりました。

そうでないと、自分らのやってきた事がよくわからなくなってしまいます。

この時点ではこのような結論がでたが、その後にこういう事が起こってこのように展開していった、というように軌跡を後から辿れるようにするためには、その時点で中途半端じゃなくてカタチにする。

メモのような形で残すことはしていますが、それも十分ではなく、より具体的なカタチ、成果というような形で残すのが適切かもしれないと思いました。

それが100%でなくても全く問題なくて、60%でも70%でもいい。

とりあえず現時点で作り上げるのが、新規事業で必要なやり切る力なんじゃないかと思います。

それができていないために、今自分らがやってきた事がわからなくなったり、進んでいないように感じているのかなと思いました。

さらにそれらの成果物が成果物としてカタチになっていなければ評価することもできません。

何かずっとこねているけど、完成に近づく前にやはりこっちの方がいいと言ってカタチを変えて、それを繰り返してばかりで何も出来上がっていないように感じる。

それよりも駄作であってもたくさん作った方が身になり、為になる

手塚治虫やエジソンが天才的な発明や作品の裏で誰よりも駄作を作り、失敗していたという話を思い出しました。

彼らでさえ、それだけの失敗をしていたのに僕らがなぜ初回から十分なものを作れるだろう?

冷静に考えるとすごくおかしい事だとわかるのですが、なかなかやっている最中は見えなくなるものですね。

とりあえず現時点での完成を目指すことの大切さや自分も不得意さを感じました。

特にそのように一度完成させて、それを元に次を作ったり、改良するのに慣れていないと感じました。

改良しながら最終的に100%を出すのではなくて、20%、30%、50%という作品を繰り返し作って完成を目指していく。

これができていないので、とりあえず駄作なのは承知、しょうがないものとしてとりあえず現状で出せるものを出せるカタチにすることに尽力しようと思いました。

これが新規事業のやり切る力の一つなのではないか。




やりきる力=駄作をたくさん作る、とりあえず作る


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