2020年 ルヴァンカップ決勝戦を見て来ました その1
2021年に入って最初に出かけたイベントはこれでした、ルヴァンカップ決勝戦。新しくなった国立競技場に初めて入ります。
結論から言うと応援してきたFC東京は勝って優勝することができました。一年前、それまでずっと上位を保ってきたのにJリーグの最終戦で対戦相手のFマリノスに負けて目の前でシャーレを掲げられたときの悔しい経験と同じ思いは絶対したくないなと思って迎えたこの試合。
予定通りなら2020年の11月に行われるはずだった試合、感染者が対戦チームから出たということで二ヶ月延期になり年明けに行われることになった試合です。ファンの立場で言うと、これが終わらないと2020年が終わった気がしなくって、年末年始がただの冬の日でした。感染者も増えたタイミングだったし、前後で感染リスクを負いたくないし…ということでお正月も各実家に行くのを控えました。
この日は新宿三丁目あたりに駐車場を予約出来たので、そこまで車でそこからは徒歩で国立競技場まで。2キロ強くらいの距離かな。
当初は新宿から都営の大江戸線経由で行こうかと思ってたんだけど、ちょうど大江戸線で感染者の方が何人も出て「電車の運行が7割になる」というニュースを見たので、それだと混雑するだろうなという判断で。
千駄ヶ谷方面から国立競技場の方に向かったんだけど、こんな景色だったっけ?という感じ。
ここの交差点の左手の方が国立競技場なんですが、この外苑西通りの景色が、右側半分は知ってるところで左側半分が知らないところみたいな感覚だった。もっと広々してて見通しよかったよね。公園とかあって。
この見え方がなんだか不思議な感じ。なんで神宮球場がこういうふうに見えるんだろうって思ってしまうの。神宮球場の位置は変わってないわけだけど、私神宮に行くときは青山一丁目側から行くことが多かったのでなんだか頭の中をぐるぐる回転させないと位置関係がよくわからないような感じだったな。
国立競技場では、行った時間帯は柏レイソルを応援するお客さんとFC東京を応援するお客さんとで導線分けられてました。なのでメインスタンドのどっちを応援してもいいエリアだけどFC東京の応援席に近い自分たちは千駄ヶ谷駅から近いほうじゃなくぐるっとまわって神宮球場に近いほうから入場した感じ。
三階席(というか建物的には階段に5Fと書いてあった気が)なのでひたすら階段を上がってコンコースでは富士山がうっすら見えました。
この時点で息が相当あがってます。数年前まで「駅まで片道2キロ、エレベーターのない建物を一気に5階まであがる」って職場に通ってたことあるので別に大丈夫だろと思ってましたが… 数年でそんなの無になってた。
休憩しがてら写真撮ってます 笑
やっぱりこのあたりの記憶と一致しない、眼前の景色。
新宿方面はこんなかんじ。右手側に歩き出した周辺が近そうに見えて、なんか言いようのない妙な悔しさに襲われた 笑
ウインナー盛り売ってる! とか言ってつい写真撮っちゃいました。あれです。神宮球場名物のウインナー盛り。神宮球場にあるのと同じお店だよね。食いつきどころが野球ファン的 笑
さて。やっと席につきました。
向こう側がこんなふうに見えるの。新鮮。
そういう位置に応援の幕はるのか、新鮮。
ご覧の通り座席が単一色じゃないのでなんとなく人がいるように見えるのが面白い。
ルヴァンの決勝はフジテレビの地上波でやるので、いつも見てるJリーグの試合よりも演出がいろいろ多いですが、ベンチがなんか立派よ。
私この日、優勝したらすごい号泣するんじゃないかと思ってたんだけど、結果そうでもなくって一番感極まってたのって↑の写真撮ったとき。
はじめて見たときはまだ学生だった波多野くん(左側の選手)がこんな晴れ舞台で正ゴールキーパーなんてさああああ って。がんばったよねえ、立派になったよねえ、って、心は100パーセント親戚のおばちゃん。
いや、でも、東京応援してる人でそういう心境の人多かったんじゃないかと思う。わりと大人の人はみんな、親戚のおじちゃんおばちゃんマインドで見てる気がする。
ルヴァンカップの決勝というと、2018年の湘南ベルマーレ対横浜Fマリノスの試合を当時見に行ったんですけど、試合前の選手紹介をそれぞれのホームスタジアムでやっている形式でやるんですね。それぞれのホームスタジアムのスタジアムDJが普段やってる映像と共に選手紹介してたんだけど、それぞれのチームのファンサポーターの人たちがいつもと違うスタジアムでいつもやってる「俺ら」の儀式をするのがすごくかっこいいし誇らしげに見えたの。
湘南ベルマーレの紹介の仕方というと、スタジアムDJが選手の苗字を呼びかけて、ファンサポーターが選手の下の名前をコールする、みたいなスタイルで、あれを埼玉スタジアム2○○2でやってる、っていうのがすごくかっこよく見えた。だからそのとき、この誇らしい感じをいつかFC東京版で見たいと思ってた。
念願かなったけど、声を出せないって状況下だったけど、いつものDJさんの声のテンションも高め、に感じましたね。ベンチ入りメンバー含めた全員分記念写真はっとく。私とFC東京のファンの方向けです。
この日の正ゴールキーパーは波多野豪選手。一番試合に出てるのは林彰洋選手ですが、怪我(全治8ヶ月)のリハビリ中なのでこの試合任されたのは彼。今年の夏頃はベンチで声出して盛り上げる役だったけど、最後の晴れ舞台では大役です。見てるこちらも胸いっぱい。
帆高は、終わりのほうになって輝きを増したかんじ、と本人は思ってるのかな? と思うけど、一年目で最初からすごかったとしか見てる側は言いようがないです。
つよしくん、2年目なんだよね、って改めて思うとなんかすごいのよね、普通にいないと困る選手に収まってる。2年目でそういう活躍してるってなかなかないこと…っていうか正直言うことひとつもない、すごいなとしか。
オマリ選手っていうとシーズン中の試合中に歯がとれたけど普通にそのまま試合出てがんがんやってたってのが印象的すぎて。ACLになってからすごく存在感あったなあという感じ。21年はご自身の思うような場でサッカーできてるといいですね。(記事作成してるのは2021年1月12日で、その時点の情報からの感想です)
りょーやは言いたいこといろいろあるけどあれこれ言うことひとつもない、今年は。
なんていうか、本当に頼もしい選手になったと思う。この日、優勝かかった日でしたけど、試合前に私の頭の中でこの試合どうなるかと想像してみると「りょーやがいるから大丈夫」としか言いようがなかった。いろんな状況に左右された一年でしたけど、例年のいつもと変わらず「別に大丈夫」って表情でいる姿にはずいぶんと元気もらいました。こういう状況のときにいちばん大切なことを体現してたように私には見えたし、ずっと彼を応援してきて本当によかったっていうか、より以上のエネルギーを返してもらった気持ち。
キャプテン、ほんとに間に合ってよかったね、と思う。東選手は怪我をしていたから当初の予定通り11月開催だったら決勝に出れなかったんだと思う。優勝して彼が真ん中でシャーレを掲げるっていうのは一年前に見た夢だけど、そういう姿を見られたのは本当によかった。
長らくセンターバックのポジションってイメージしかなかった森重選手だけどACLでアンカーやってからそっちに入ることが多くなって。ベテランなんですけど新たな境地っていうのかなあ、それをこんな大事な時期に形にするのってすごくないか? って思ってる。ハマらなかったら大誤算みたいになっちゃうところで適性見せてるんだからすごいよなあ… しみじみ何か語るっていうよりも感嘆のほうが近いな。
今年注目株ったら彼だったんだろうなあ、安部柊斗選手。一年目なのになんかもう何年も長くいるベテランみたいな妙な存在感っていうのか、物怖じしなさがすごい。余談ですが2020シーズン、全選手入りのシークレットグッズ、みたいなのを買うと一番出てきたのが安部くんでした 笑
注目の一年目の選手出てくると嬉しいのよね。
たいち、21年シーズンはどこでサッカーやってるんだろ(現時点では海外の噂がありますが、どうなるのか) 体格あるし彼は若いうちから海外行っても面白そうなんじゃ、とか我が家で以前から話してたから動向見守るけれど、ほんと今後が楽しみな選手です。個人的には、頭の回転早くて面白い(この場合は笑える、の意味)こと言える子なのでそういうのもうちょっと見てたいけど。
個人的にはこの日のMVPは永井選手だと思ってる、っていうくらい、走ることに徹してた、そういう姿をよく見たシーズンだった。あんな時間帯まで走り回るのか、っていうのを見て気持ちを動かされることが多くありました。ベテランになってくると逆にこちらもコメントする内容がなくなってくるんだけど、そういうとこはポテンシャル含めて誰も真似できないよなあ、って思う。
もういうことないよね。レアンドロ選手、来てくれてありがとうとしか。あなたのおかげで見える景色が変わりました。東京が居心地のいいチームであると嬉しいな。
児玉選手はねえ、試合出場は少ないですけど、サッカー以外のところで色々すごいなと思ってる 笑
サッカー以外のところでも成功できる人だな、すごいなあっていうのはここで書く感想じゃないかもしれないけど、そういう人がいるチームってバランスいいかも、って思うんです、まわりが見えてる人。
丹羽さん、正直いてくれてたすかったと思うこと、見てていろいろあった。お客さんの歓声のないシーズンだからこそなんだけど、ピッチ上でどれくらい若手に声かけてるのかとか知って「この人がいてくれてよかった」ってすごく思った。もしもチームを去るようなことがあったら、すっごくさみしい気持ちになるだろうなあ。
あたし、三田選手に謝らなきゃいけないことがあります。いつ写真とっても「これだよ!」っていうかっこいい写真が撮れないの! これは新しいシーズンでも継続したテーマになりそうだわー 選手の紹介になってないけど一番思ってるのがそれ 笑
内田選手に関しては言いたいこと100くらいある 笑
なんていうか親近感が持てるっていうか、見てれば見てるほどこの人きっと私と思考回路似てるんだろうなって気がして仕方がないの笑
出身地が今のうちの実家にわりと近い、土地勘ある場所ってのも大きいけど、なんとなく、こう考えてるからこういう行動なんだろうなっていうのがすごく自分と似て感じるので彼がちょっとでも酷評されてると自分が言われたかのように傷つくのよ笑
なので、かなり肩入れして見る感じ、継続してくかんじです。
自分的には彼は大事なことが判断できてて運がある人だと思ってる。だって、去年シーズン終わりの優勝の可能性のある時期に手術をして(おそらく葛藤はあったと思う)今年はリハビリで始まったのに開幕が延期になったりしたおかげで間に合ってこれだけ試合に出た人ですから。
品田くん、J1デビューとか初得点とかいろいろ20年にはあって、それで21シーズンの背番号18ですから、もう現時点では夢しかない存在です。彼が能力フルで発揮してくれる日が来たらー って思ってる。
ほんといい選手来てたなあ、と思う、アダイウトン選手。体強い、っていうのか、ぶつかって来た方がはじきとばされるみたいな選手で、サイド駆け上がってく姿は見ててほんとわくわくした。「流れを変える選手」ってほんとわくわくするよね。
紺野くんは小柄だけどほんっとにボール持ってるとみんなの感嘆の声が聴こえる、これが見たかった、って思えるものを持ってる選手です。だから困るんだよ、誰々も見たいけど誰々のこういうプレーも見たいしな、って見る甲斐のある選手が同じポジションに複数いたりすると。 紺野選手は「彼が出てるんならちょっと見よっかな」と思わせる選手だと思う。新シーズンはもっと見る機会が増えてほしい。
で、監督、なんだけど、
通常名前の画面になったらDJさんがケンタハセガワって言うんだけど、なぜかこのとき「監督 長谷川健太」の画面が出ませんで、終わりに出る画面になったときに名前コールしてましたね。だからこのときの写真がないの。
優勝決定戦なんて、心境はナーバスだから、正直こんな些細ないつもとの違いがケチついたみたいになったらどうしようとか いつもだったら「んなわけないでしょ」って一笑して一蹴するようなことでも気になっちゃうの。
もう、演出が立派でちょっと雰囲気に飲まれるわたし 笑
試合開始直前ですけど、声が出せないサポーター席、
コレオグラフやってました。レイソル側の方がちょっと日差しがきびしそうだったね。東京側の方の写真ですけど、右下の方にフジテレビの放送で解説されてた内田篤人さんがうつってる、はず(ここで解説やったわけじゃないけど)
内田篤人さんていうと柔和な雰囲気でサッカーを普段見ない層にも人気のある元選手だと思うんだけど、試合前日の記念番組の配信で東京の森重選手に「明日はセンターバックで出ますか? アンカーですか?」みたいな質問しててなんてオニみたいな人なのかと思いました、面識あるが故のいじわる質問てやつですけど、一方的に東京が不利になる質問を好感度が高い人がするのはオニすぎます 笑
さて。もう十分すぎるほど書いたけどまだ試合始まってないからね、次回やっと試合に入ります。
2020ルヴァンカップ決勝の話
・その1
・その2
・その3
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