見出し画像

小川諒也選手の日本代表デビューを観に行った

 どこから文章にすべきなんだ、これは。(まだテンションがおかしい)

 えーと、「ある選手の(タイトルに名前書いてあるけど)プロデビュー戦をたまたまテレビで観てファンになって、その選手が日本代表デビューを果たした瞬間を見た」っていう物語です。物語のはじめのとこから9割ほどを割愛します。

 実は最初のチケット発売のときにとれなかったの。先行でだめで、一般発売でもサイトにつながったと思ったら完売、っていう感じだった。

 夫婦揃って二人掛かりでやってだめなんだから、まーしょーがないね、って思ってたら、緊急事態宣言が解かれたので収容人数の上限が緩和されたんだよね。それで追加発売された分を買うことができた。

 サイトにつながったら、とりあえずもうなんでもいいからと目に入ったところを買った 笑

 バックスタンドの一階席で、看板等でタッチライン沿い見えないかも、って注意書きがしてあったんだけどとりあえずなんでもいいからおさえよう、と思って購入。あとから考えると非常によかった。

画像1

夕焼けがきれいだったんだよ。直前まで雨が降ってたんだけど、外を歩くときには止んでくれた。私が日産スタジアムに入るのは2019年にJ1リーグの最終戦(負けて優勝逃した試合)で来たとき以来です。あの時は泣きながら「You'll Never Walk Alone」を歌う、って思い出しか残ってないから、自分の中でその場所が明るい記憶に書き換わるのが嬉しかった。

画像2

代表戦だなー。こういうとこに貼られるビジュアルに小川選手がいつかラインナップされてほしいなー。

 ちなみに、ここの写真に載ってるのは伊東純也選手(KRCヘンク/ベルギー)だけど、私伊東選手の代表デビューの大会の時も見に行ったらしいんだけどその試合に出てるって意識してなくて、夫に「見たじゃん」と言われて「???」ってなりました。レイソルの試合に出てた時に見たのは覚えてるんだけど、あの時は室屋と高萩のことしか考えてなかった。室屋成選手の代表デビューの時だったんだよね。気づいてたらちゃんと見たのになー。

画像3

↑うちから持って来た、この日の相棒。日本代表仕様のシナモロール。

画像4

選手がアップで出て来た、のを見ながら感慨。
赤いの着てるー。いつもと違うー。新鮮ー。とか言って。Jリーグに所属していて、あるいは過去に所属していたことがあり、見たことある選手何人もいるんですけど、なんか代表っていうと急にすごいもの見てる感あるのよね。

画像5

いる! なんかすごい! ←ほんとこんな感想しかない。

画像6

守田選手と

画像7

なんか楽しそうだな。

 我が家的に盛り上がったとことしては、対戦相手の韓国チームにナ・サンホ選手がいたこと。

 FC東京に在籍していた選手で、移籍時もファンの前で挨拶できる機会がなかったので、会わないままお別れ、って形になったので久しぶりに顔を見ることができて嬉しかった。

画像8

サンホいる! 9番つけてる! って盛り上がった。

 韓国チームにもなんだかんだとJリーグに在籍している選手、かつてしていた選手が何人もいるからJリーグの各チームのファンの人たちはチーム内の選手たちの対戦、っていうのも楽しみだったりするんだよね。

画像9

 ここで拍手をする我が家。FC東京で、もうちょっと見たかったんだよなー。

 試合前の選手紹介だけど

画像10

私このへんで一番感極まってたね。

画像11

立派になったなー とか、ここまで私を連れてきてくれてありがとう的な(最初にこの人を応援しようと思った時点で代表に入る選手かどうかなんてわからないから)なんていうか、いい意味の一区切り。

画像12

選手入場時はお客さんのスマホのライトをつけて迎えてね、っていうアナウンス。私は胸前にスマホ立てた状態でカメラ持つ、みたいなことやってた。

画像13

スタメンじゃない選手たちは既にベンチに。

画像14

普段一階席で試合を見ることがないので、アングルが新鮮です。

 権田選手(キーパー)久しぶりに見るなー。FC東京に在籍していたことのある選手ですが、昨年世界的にスポーツなんて集まってやれないよって時期(当時はポルティモネンセに在籍)によくインスタライブをやっていて、そこでスーパーマーケットの話になったときに「サミットとかオオゼキとか」って発言していてものすごい親近感を持ちました 笑 ポルトガルにいる人からそんなローカルなワードを聞くなんて! と。

 出身が桜新町周辺(という表現でいいのだろうか)で、私的には用事とかでよく行く周辺なんでそこらへんの地域の話出てくると親近感持っちゃう。なんだかんだとFC東京にいたことある選手であのあたりが地元の人、何人もいるのよね。

画像15

試合の写真、なんですけど、俯瞰じゃないから難しい。寄るとすぐフレームアウトするし横から見てるからピントが向こうだったり色々意図してないとこに行ってしまうのだった。

画像16

遠藤君久しぶりやなー。19才くらいの時と何が変わったのかわからん 笑
ベルマーレ在籍時によく見てた選手で、当時はすごく若いのにキャプテンマーク、みたいな感じだったんだけどもう若い部類じゃないんだもん、時が経つのが早すぎる。(✴️個人の感想です)

画像17

あ、これ、一点目の時の。

画像18

安定のブレ 笑

画像19

かろうじてボールは写っているようだ。(距離が近くて狭い範囲を見てしまってるから、あ、と思った時には引きのアングルとか間に合わない)

画像20

誰が決めたんだこれは。

画像21

あ、もうわからないな。

画像22

どんどん得点者が中に埋もれていくね。

画像23

うつってる??

画像24

 やっと顔出した。

横では夫が「山根」って言ってたので、私的には え、ほんとに? ってかなり盛り上がってるとこなんです。

 山根視来選手はベルマーレの頃に見てる(言い忘れてるけど、わたくし現・夫とつきあってFC東京応援する前はサッカーはベルマーレ中心に見てた。)選手なんだけど、がむしゃらに突っ込んでくタイプの選手、っていう印象で覚えている。今回山根選手も代表初招集だったんですが、彼を見ることも楽しみにしていたんだよね。初招集でゴールってすごくないか????

画像25

おお、こういう感じだったのか。
そういえばビジョンは試合中ずっと映像流しっぱなしでしたね。Jリーグなんかで見るのは得点時のリプレイとか限られたタイミングだけ流している、っていう感じだと思うんだけど。

 …ピッチの横から見る感じだと、望遠レンズだと反対側サイドまでの距離感がよくわかんなくなるし、全体の実際の距離感もわからなくなるなーという感想で。

画像26

向こうサイドの伊東純也選手は俊足なんですが、

画像27

まるで俊足感のない写真になってて困る 笑
なんかちがーう って思いながら写真撮ってる。足の速い選手の足の速そうなとこを撮りたいのに。

 実際に見てると「速いなー」ってすごく思うんだけどね。

画像28

これ、鎌田大地選手が二点目とるとこ、です。この写真だと守備を込みでの全体の動きがわかんないなー。

画像29

きまった。

画像30

状況把握するために、もろもろビジョン頼み 笑

画像31

この角度で撮るとコーナーキックはいい感じだな。

画像32

前半終了、したみたい。

画像33

サブのメンバーがスタメン組を迎え入れてるところ。

画像34

サブ組がまた練習を始めた。試合前に雨降ってたけど、更に水を撒いてたから、蹴ると水がばっしゃって軽くなってますね。

画像35

トラップし損ねる、小川選手。

この角度で見ると向こう側に転がってるボールと人物との距離感もよくわかんないね。試合時にピッチサイドにいくつもボールがあったりすると、どれが試合に出てるボールなのかよくわからなくなる。

画像36

後半になってサイドが変わったので、尚更俊足の選手は撮れない被写体に。

 伊東純也さんはピントが合う前にフレームアウトします。←この時点でなんとしてでも伊東純也を撮ってやろう欲が発動している。

画像37

チャンスが決まらなかった、ってシーンなんだけど、ゴールの後ろでサブ組がアップしてるから、アップしながらめっちゃ試合見てる感じの写真になった。

個人的には、スタンドのお客さんのうち何人もの人がお弁当の時間だったらしく何食べてるのかが気になるところ。

画像38

この写真気に入ってる。吉田麻也選手の、サッカーしてるっぽい感じがある写真。(語彙力がアレだとこういうことになる)

画像39

うしろでアップしてるみんな、器用だよね、試合見ながらまっすぐ走れるってすごいよな。(感動ポイントがアレ)

画像40

うしろのみんなは完全に試合ウォッチャーだ。

 今思うと私、よくここでこれに気づいたな、と思う。↓

画像41

あら?

画像42

これってもしかして。

画像43

これは間違いないな。
このへんで試合と全く関係なく、ひとつとばして隣の夫にジェスチャーしました、ベンチ、ベンチ、って。

画像44

そこで笑顔作れるあなたを尊敬するよ。
ディフェンスを替える、って頭になかったからここで出場機会を得ると思ってなかったけど、代表デビューするみたいです。

画像45

このあたりでわたしの心臓の鼓動が大きくなったので、シャッター押すときブレそうだった。

画像46

森保監督とお話。
待ってた時が来るみたい。

画像47

試合がなかなか切れないので、わたし試合全く見ないでこっち見てた。
その瞬間見るために来たんだからねえ。
バックスタンドで良かったと思いました。こういうシーンをも見てられるからね。

画像48

自分の中での歴史的瞬間 笑

代表チームに呼ばれても、出場機会がない選手もいる。
これは自分のことでは決してないわけだけど、一人の選手の経験を通してこういう場面に出会わせてくれたっていうこと自体に感謝したいと思った。

 応援するチームから国の代表チームに選手が選ばれるときはいつも嬉しいしドキドキしながら見ているけど、その中でも一番応援して来た選手が出る瞬間って見えるものがすごく多かったように思う。自分のことじゃないのに何かがひとつの線につながったような気持ちになるんだよね。

 こういうことこそが私の思う、何年も同じチームや選手を見続けてる楽しみの真髄だと思う。その間に見てきたこと全部がギフトになって見てる自分に降ってくるような感じなんだ。優勝する瞬間なんかもそうだよね。

画像49

こんな表記だけでも自分にとっては宝物みたいな写真です。
「彼を応援しようと思った自分の目は間違っていなかったー」っていうのじゃなくて、ただただ「これを見せてくれて、こんな嬉しい気持ちにさせてくれてありがとう」って思っちゃってた。

そこには、何年にも渡っての小川選手自身が発してきた言葉の裏側にある心境の変化だったりとか、チームを背負おうとしてる気概なんかを端々に感じてきていたからそれら全部が一本の道になって沿道に花が咲いてる感じに見えるのよ。正に桜並木のように。

画像50

去年くらいから感じていたけど、小川選手は大変なときに大変って表現しないでいつもと変わらない感じでいられるようなところがすごく頼もしいな、と思っていて。

画像51

過密日程でも「むしろ調子がいい」みたいなことを言ってたり、誰もが大変って言いそうな時にいつもと変わらない表情してたから、「この人がいればチームは大丈夫そうだな」って思えるような選手になってた。

画像52

キャラがキャラなので「頼りになる」ってイメージでは最初からなかったはずなんだけど、ブレないっちゃブレない、それが最大にいいところだし、普段からチーム愛とか口にしないけど、言葉の端々にチーム愛は感じるんだよね。アピールをうまいことやらないけど考えるべきことは考えてる、っていう態度の人は信頼できる人だよなあ、と自分は思ってる。

画像53

三点目は遠藤航選手が決めました。
いや、これはベルマーレを前から見てる人的にはすっごい楽しい日になったと思う。

画像54

左端の遠藤選手がいい表情だった 笑

画像55

小川諒也さん、混ざる。
あーよかった、いいシーン共有してて。

画像56

試合終了ですー。
っていうか、「いつも通り」感がすごくて、私が今まで見てきてた小川諒也選手は7割くらいの力しか出してないんじゃないだろうか? って気がしてきたくらい、なんか普通にやってた。

もっと浮き足立つのだろうかとか思ってたけど、諒也くんは私の思ってる以上に諒也くんなんだな、って表現がしっくりくるかんじ。

 なんて言えばいいんでしょうね、この人、「このくらいできる子かな?」と思って「ついてこーい!」って言うとついてきてる。もうちょっとハードルあげてやろうか、疲れてるだろ、って振り返ると普通についてきてる、じゃあさすがにこのレベルは、って走っても、振り返るとやっぱり普通についてきてる… そういう感じの選手に見える。

 だから。「あれ? もしかして全力出してないの?」って気がしてきちゃうなんか不思議な感じ。どう考えても普段適当にやってるとは思わないんだが…いや、ハードワークが必要なチームでしょ、FC東京って… ポテンシャルの全貌まだ見えきってないかも…。

画像57

権田選手の笑顔よかったー。

かつての先輩後輩ですから、見てるこっちが格別な気分。権田くんみたいな超真面目な先輩と何考えてるかわかんない系の後輩(失礼といいつつ、東京のファンの人的にはそういう印象でしょう)が代表で一緒にって、もう美味しい酒が何杯でも飲めるね、私個人は飲めないからのむヨーグルトでも飲んどくけど。

画像58

試合終了後のインタビューでの吉田麻也選手がすっごいいい顔してた。海外だと無観客で試合やるとか当たり前だったりするし、代表の試合自体も去年は全然できなかったからそういうこと込みの笑顔かもしれないな、とちょっと思う。

画像59

貴重な時間を過ごせた。


いつでも見に行けるとは限らないし、行けるタイミングで行ける距離の場所で代表デビューを見られたのはラッキーとしか言いようがなかった。
いや、ほんとに神に感謝したもん。自分がデビューするんじゃないのにこんなに嬉しいもんなんですねー。って。

画像60

ここから、が本当に楽しみです。
まだまだ色々こちらに「思うところ」があるような何かを見せてくれるんだろうな、って思うから、もっと応援したくなったな。

誰かの心の平穏やきらきらを取り戻すお手伝いがしてみたい。