新しい病院へ

ASD/ADHDの子供を育てています。
日々、暗中模索。

新しく行く病院も家から遠い所。
遅れないように早目に出たら早く着き過ぎたけど駐車場がいっぱいで駐められない。
しばらく待ってやっと駐車し、病院内に入ったら激混み。
外にも待ってる人が沢山…。
予約して行ってるのに普通に1時間半以上待たされる。
子供は、飽きてしまうし沢山の人の中で待つというかなり厳しい環境。
診察の時には、かなりご機嫌ななめ。
親は、ぐったり。

ウィスクの結果を病院用に用意してもらっていたので、それを持って行った。

初回なので前回の病院同様、問診票に沢山記入。

やっと呼ばれて、先生とお話して
あっさり「アスペルガーだね」と言われた。
この時にもうアスペルガーという言葉は使わなくなってきていると教えてもらった。

今までのモヤモヤは、なんだったんだというくらいあっさりだった。
やっと認めてもらえて私個人としては、嬉しかった。

心理士さんと本人(親なし)でお話しましょう。という時間があり…初対面で言葉を話せるのか、自分の事を言えるのかという親の心配をよそに2人で部屋に入って行った。
しばらくして母親が呼ばれた。
子供は、待合室で待っててもらってとサラッと言われたが…
騒がしい場所で1人で待つなんて、うちの子にそんな高難易度な事が出来るんだろうか?
事前に説明もしてないし、1度もやった事ないのに…。
とりあえず、受付の方に事情を話して気にかけてくれるようにお願いした。
本人にもウロウロしてどこか行ったりしないで待っててね。と伝えた。

心理士さんからのお話は、バウムテストをやった結果の説明と特性について。
正直、1人で待っていられるのかが気になり過ぎて話があまり入ってこなかった。
でも、ひとつだけハッキリと覚えてる事がある。

「お母さん、よく聞いてください。成長していって普通なら見て覚えたり、察して対応したり出来ていきますが、あの子はそういう事が出来ません。このくらいわかるだろうとこちらが思ってもちゃんと全部説明しないとわからないですから。ちゃんと説明するようにしてください」

とにかく説明が大事だと教えてもらった。
後々、考えたら割とショックな事を言われたのかもしれない。
察する事が出来ない子ですよって。
でも、その時の自分は
それ言われる前からやってる!
間違ってなかったんだ!
このままでいいんだ!
と安堵の方が大きかった。

お話を終えて待合室に行ったらうちの子が見当たらない!!
血の気が引く…
受付の方に聞いてもわからないって言われる。
そうだよね…
この混雑の中でずっとは見ててもらえないよね…。
軽くパニックになりながら病院の外周りを探したら見つけた!
建物の隙間にいた。
良かった…。
うるさい子が近くに来て耐えられず避難したんだって。

性格的に1人で遠くまで行く子じゃないからまだ良かったけどパニックになった時はまだバーッと走って逃げたりするし、やっぱりまだ1人で待ってるって難しい事だったな。
無事で良かった…。

そういう特性を持ってるからこの病院に来ている訳で…
その辺もう少し考慮して配慮してくれるとありがたいなと思った。

出来たら大人2人で来れればいいんだろうけど…
そうもいかない人もいるから。

そんなこんなで安堵と疲労と少し寿命が縮まった日だった。


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