歯磨きは、大嫌い。

ASD/ADHDの子供を育てています。
日々、暗中模索。

成長に伴って困難な状況に陥るパターンは、結構ある。
歯磨きもそう。
歯が生えてきて、歯磨きが必要になってから毎日歯磨きタイムが地獄。
親も子もお互いに。

ものすっごく泣き叫ぶし
ものすっごく暴れる。
慣れる事なく毎回、全力で拒否。

体をおさえる人と磨く人、出来れば2人いればな…。
でも、そんなに甘くない。
1人だととてつもなく大変な作業。
毎回暴れてギャン泣きされながら
励ましつつなんとか歯磨き。

でも、やっぱりそんなんではちゃんと磨けている訳がなく…
2歳で虫歯になり近くの歯医者さんへ。
お家同様に暴れて泣き叫び
「うちでは無理です。大学病院を紹介しますので、そちらに行ってください」
と、紹介状をもらって大学病院に行く事になった。

まずは、レントゲン。
一緒にレントゲン室に入って
抱っこしてのレントゲン撮影。
口の中に何か入れられるのはイヤがってたけど
あの独特な雰囲気の部屋に圧倒されたのか
暴れたり泣き叫んだりはせずに出来た。

でも、治療はやっぱり暴れて泣き叫ぶ。
何人もの人が各所に配置され、おさえる。
それでも必死に抵抗して泣き叫ぶ。
顔も首も真っ赤。
声かけも効果なし。
「これは、ダメだ。ネット」
先生のその言葉で、持ってこられたネットに体を固定されやっと治療開始。
ギャーギャーギャーギャー泣いてると治療が出来ないよ!と先生に何度も注意されつつ、なんとか終了。

「終わりだよ」
の一言で今までの泣き叫び暴れが嘘のように
ピタリと止まった。
(これは、この後もずっとそうだった)

数回通って、道を覚えてしまってからは歯医者へ向かう車の中から泣き叫ぶようになって大変だった。

そんな感じで、ずーっと
歯医者(と毎日の歯磨きも)=泣き叫ぶ
だったのに小学校入学と同時にピタリと止んだ。

本人の意識がかわったのかな。
その後は、歯医者に行く時に
「毎回この辺りから大泣きしてたよねー!」
と自分で言って自分で笑ってた。

泣かなくなったけど歯磨きは得意じゃなくて
自分でやっても未だにちゃんと磨けてない。

歯医者に行って、荷物をカゴに置くと
100%忘れる。(声かけ必須)

など色々まだ問題点はあるけど
あの時に比べたらかなり成長してるなぁと思う。

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