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まんまるについて(2024.06.26)

[ここからは1,000文字に含みません]
七日目です。
昨日はなんだかんだ、お仕事にも類するテーマで「どのような言葉で表現しようか」というところに悩んでいたら文字数が足りなくなってしまいました。
表現を突き詰めるにはどうしても時間が要りますし、時間オーバーしてもいいのかもしれないのですが……ただ、とりあえず書いて出す習慣をつけなければ何事も始まらないので、しばらくは引き出しとタイピングの速度にひたすら向き合う時間にしようかなと思っています。
天才ではないので、初めからうまくはできません。なので練習と研究の楽しみがあると最近は感じます。
[ここまでは1,000文字に含みません]


まんまるについて書いていく、よーいスタート。

この言葉はなんとなく、矛盾を孕んでいるような気がしています。
例えば真円が書いてあった時、人はそれを「まんまる」と言うでしょうか。もしくは完全な球(3Dモデリングなど)があった時、「まんまる」と言うでしょうか。答えは否だと思います。
まんまる、もっといえば「丸」という言葉は単に「円」の類語というだけではなく、穏やかとか優しいとかそんな意味も内包しているのでしょう。事実雰囲気が丸い、のような使い方もしますし。

それが頭に「まん」をつけて「まんまる」になっている。これはもう、すごく愛らしい気がしませんか。まるで肉まんやあんまんみたいにホッコホコに湯気を立てて、冷えた体を温めてくれる美味しい食べ物。あるいはご飯と太陽に育てられた全身ふわふわの大きな猫。夜空を見上げた先で、帰り道を示してくれるお月様。
本来の「丸」の形状からはなかなか遠い彼らですが、そこに概念としての「丸」があることが感じ取れます。それを強調して、口元をほころばせながら「まんまるだねえ」と言う時間はきっと何者にも変え難い穏やかさがあるでしょう。

そういえば、まんまるのまるは「丸」ですが、まんの方に漢字などはあるのでしょうか。少々検索してみます。

すぐ出てきました。「ま」が「真」なのか!これはびっくりです。(参照サイト)
なるほど、本来は「まんまる」は真円とほぼ同じ意味だったんですね。歪みのない円形、もしくは球形なんて出てきました。
しかし、同じ意味なのに「まんまる」と「しんえん」でこれほど響きが違うのもすごいことですね。「まんまる」は暖色系だし、「しんえん」は寒色系な気がします。絶対触るとヒヤッとすると思う、「しんえん」。「まんまる」は綿毛みたいに浮いていそうだし、「しんえん」は底の見えない穴みたい。きっと同音異議語のせいですけど。
しかし、そう考えると現代で「まんまる」を「真円」と同じ意味で使っている人はどのくらいいるのでしょうか。少なくとも私はあんまりなかった気がします、やっぱり食べ物周りに使うことの方が多いよなあ……数学者さんなどはどうなのでしょうか。数学こそ真円って使いそうだけど。

結局「まんまる」の漢字は「真ん丸」のようですが、個人的には「まん」は「満」の方がいいんじゃないかなーと思っています。
なんか満ち足りるじゃないですが、まんまるなものも、まんまるだねぇって笑う時の心も。
そっちの方がコロコロ楽しく笑えそうな気がしませんか。

(文字数:1005文字)


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