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先制攻撃について(2024.06.29)

[ここからは1,000文字に含みません]
十日目です。今日は珍しく、普段の問題が投稿された午後11時以降に書いてみています。
日中のお仕事が本当に忙しい時期だとこの時間にもなりうるよなということでの実験です。どちらにせよ制限時間15分ではありますが……
あ、ここの文章は少し短くなっているかもしれません。
挨拶は簡潔にするべきという論調には、今日に限り同意しておくことにします。
[ここまでは1,000文字に含みません]



先制攻撃について書いていく、よーいスタート。


私が初めて触れた先制攻撃技は『ドラゴンクエスト9』の「しっぷうづき」という技で、これで最後のボスを倒した時のことをすごくよく覚えています。一緒にハイタッチした同級生の彼、元気だろうか。
その「ドラゴンクエスト9」では、肉弾戦を行うキャラクターのスキルを習得しようとすると確実に序盤の方で手に入るのが先制攻撃技でした。おそらく序盤の足が遅い状態で、逃げ足の速い敵に見つかった場合でも先んじて行動できるようにという気遣いでしょう。
そういえばその後プレイしたポケットモンスターでも、早い段階で出会うポケモンは決まって「でんこうせっか」を持っていた気がします。序盤に生まれうる「行動順の詰み」をある程度回収するシステムとして、先生攻撃というシステムがかなり強固であるということがみて取れます。

どういう仕組みなんだろうなと昔考えたことがありました。
見た目が鈍重だったり、明らかに相手の方が俊敏な見た目をしていたところでこの技さえ使えば簡単に先制攻撃ができるというのは、なぜそんなことが可能なんだろうかと。
超スピードで動くにしては現実的でない気がしますし、相手の足を引っ掛けたりしているならよりふさわしい技があるはずです。

と逡巡していた折、私は一つの作品と出会いました。名前を『ジョジョの奇妙な冒険』といいます。
この作品の中では(ひどく有名なキャラクターですが)DIOという時間を停止できる能力を持った男が登場します。彼の能力の様子を同じ漫画のキャラクターであるジャン・ピエール・ポルナレフの言葉から引用すると、

「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
おれは奴の前で階段を登っていたと思ったらいつのまにか降りていた…

な… 何を言ってるのか わからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった… 頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ…

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」

というくらい、「時間停止」は圧倒的な能力として描かれています。
実際、このセリフを述べたジャン・ピエール・ポルナレフは、高速でフェンシングの突きを繰り出すことができるようなかなりスピードに恵まれた戦士です。
そのポルナレフがこのぐらい恐ろしいものと認識していて、事実作中では幾人もの人がなすすべなくやられているところを見た時、私はこう思いました。

「この“時間停止”こそが、先制攻撃技の本質なのではないか?」

そう、はやく動いていたわけでも相手を縛っていたわけでもない。
世界そのものを止めて、その中を泳ぐように移動して攻撃をしていたのではないか。
実際各種作品のエフェクトをみると、先制攻撃技を打った時一瞬消えるものが多いのです。早さだけを見せるのであれば、高速で動かせばいいだけなのに。

この話、トリビアになりませんか?


(文字数:1164文字)

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