【第四回】なぜディフェンスラインでパスを回すんだ?

皆さんお久しぶりです。
なぜサカです。

間が空いてしまい申し訳ありません。
週1更新!と意気込んでいましたが、なかなか難しいものですね…。
頻度は少ないですが続けていきますので、どうか今年もよろしくお願いいたします。

さて、今回は、

「パス回しに加わらない選手はどう動けばいい?」

というテーマでやっていきます。

これはフィールド上のどのエリアにいるのかによって答えがかわってくる話になりますが、本稿ではトップ、トップ下、ボランチの選手に絞って解説したいと思います。

なぜこの3つかと言うと、この3つのポジションこそ、第二回でお伝えした「ポジション修正のサボりや間違い」が相手に起こりやすいポジションだからです。

めちゃくちゃわかり易い動画があったので、百聞は一見に如かずということで、これを見て下さい。

現在は香川県サッカーリーグで活躍されている元Jリーガーの島屋選手によるライン間でボールを受けることについての解説動画です。
(1分10秒〜3分45秒のあたりが、まさに私がいいたい内容です)

このライン間こそ、相手に隙を生むポジションであり、ディフェンスラインのパス回しの最大の狙いとなるポジションだと思います。

1つ目のプレー動画の解説でも取り上げられていますが、相手のDFとMFの間にポジションをとると相手に「誰がいく!?」という混乱が生じます。
一番嬉しいのは相手が複数人反応してくれることですが、この動画のように相手DFが1人でも釣れると誰かのマークが外れます。島屋選手はすぐに前向きの選手にボールを叩いており、その結果、FWの選手がフリーになり、チャンスメイクできた旨の説明をしています。

島屋選手は中盤の選手ですが、大迫勇也選手なんかもこのライン間の動きが絶妙だと思います。
(大迫選手はマークがいても背負ってキープしちゃいます。ほんと半端ないです。)

ライン間でボールを受けられると、なぜディフェンスの選手は食いついてしまうのでしょう?
これは食いついてしまうというより、食いつかざるを得ないといった方が正しいかもしれません。
中央で前を向かれると、そのままシュートに直結する恐れがあります。
自分のマーク以上に、とにかく目の前でショートを打たれることを阻止するためにも、ディフェンスの選手は食いつかざるを得ないのです。

そして、中央という点もキーポイントだと思います。
サイドだとサイドラインがあるので、ディフェンスも180度しか気にしなくてよくなります。
中央は360度気にする必要があるので、より多くのディフェンスが釣れる可能性が高いです。

なので、中央に位置するトップ、トップ下、ボランチの動きが大切になるわけですね。


いかがでしたでしょうか?
四回にわけてディフェンスラインでパスを回す意義を解説してきましたが、ご理解いただけたでしょうか?
説明が稚拙で恐縮ですが、皆さまの戦術理解に少しでも役立てば幸いです。


次回は、

「なぜ森保監督はカタールW杯で三笘選手をサイドバック起用したのか?」

というテーマで話をしようかなと思っています。
少し古い話で、鮮度が悪い話題ですが、是非ともご期待いただければ!!

それではまた!!

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