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「自分自身を助けるために 〜努力と神頼みの違い〜」

現代はまだまだ今後どのようになって行くのかわからない不安は尽きないですね。
ここ2、3年で目まぐるしく社会や生活の基準も変わってきました。

何とかこの状況を乗り越えようと考えて、手を打って努力を重ねても、「これでこの先大丈夫!!」と安心できる状態が見えてこないと

もう何をやっても意味がない・・・と

希望を失ってしまう人が増えていくのではとカウンセラーとして危惧しています。

こんな物語があります。
三匹のカエルが、生クリームの入った桶の中に落ちてしまいました。
一匹目のカエルは「すべては神様のお考え次第だ」と言って何もしなかったのです。そしてすぐに命がつきました。
二匹目のカエルと三匹目のカエルは、足をばたつかせて必死にもがきました。
ただただ同じ場所をかき回しては、沈み、浮き上がることを繰り返しです。
二匹目のカエルが叫んだ「もうダメだ。どうせ死ぬのに、こんなに苦しい思いをするのはばかげている。不毛な努力の果てに、疲れ切って、死んでいくなんて割に合わない」
カエルはもがくのもやめ、白い液体に飲み込まれていった。
三匹目のカエルはこう考えた「どうしたらいいんだ?死が近づいてきているのは分かっている。でも、僕は最後まで戦うぞ」
カエルはひたすら足をばたつかせ、同じ場所をかき回し続けた。すると、足が固いものに絡みつくようになった。
なんと、カエルが生クリームをかき混ぜているうちに、生クリームがバターになったのだ。
驚きながらもカエルはひとっ飛び、桶の縁に飛び乗り、嬉しそうな鳴き声を上げながら帰っていった。

「三匹のカエル」というお話です。

この三匹目のカエルは他のカエルから見たら不毛な努力と思われるような事を続けたのです。
しかし、その努力は無駄ではなかったのです。

人間もそうですよね。
動き続けて行く中で新しい発見に繋がることがあります。

その動き続けているひとつ一つはとても小さなことかもしれません。
でも、今日できる小さなことの積み重ねの先に大きな変化や成長を感じられるのではないでしょうか。

深い悩みにはまり込んでしまう方の特徴の一つに「小さなことをバカにしてしまう」ことが上げられます。
ほんの少しの変化、目に見えない努力なんかはやっても意味がないと考えてしまう人です。
そして小さな努力をするのをやめてしまうと、結果、何も変わらない、いつもの自分・・・。

西洋の格言で
「天は自ら助くる者を助く」などと言いますが
自ら努力したものだけを天(神)は味方する。ただ神頼みしているだけでは変わらないのだというのです。

だから今、目の前のできることのひとつ一つのことを「くだらない!」とバカにせずに努力し続けることは、少し先の未来の自分に成長や変化をもたらすことができるのでは!と思うのです。

思うようにならないことも多々ある時代かもしれませんが
三匹目のカエルのようにもがいてみませんか!?

あなたが、小さな努力を楽しみながら続けられますように!!

今日も自分を愛してください!

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