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「俺も笑点みてるよ」はもう聞き飽きた

趣味や好きなものの話になったとき「落語が好き」って言うと「俺も笑点みてるよ」とか「私 笑点好きですよ」と返ってくることがよくあります。
そう返す人は、わたしの話に共感を示して 乗ってくれようとしているのでしょう。
わかります。悪気はないし善意しかない。
わかるけど!だからこそ萎えるんです……(´・ω・)

まず 言いたいのは「笑点は落語じゃない」
確かに噺家、いわゆる落語家が出演されてますが、番組内でやっている大喜利は、普段 寄席でしていることとは全く別物です。
寄席で大喜利を 全くやらないとは言わないけれど、あくまで余興という程度。
(番組では前座扱いの「演芸の時間」のがむしろ寄席に近いですね。ぴろきさん出てきたときはテンション上がりました)

さらに、「落語が好き = 笑点が好きとは限らない」
そうなんです。わたし別に笑点が好きなわけじゃないんです。
もちろん嫌いじゃないですよ。やってたら見るし面白い。ただ「好きだ」と宣言するほどじゃない。
なのに「私も好きです!」みたいなテンションでこられると「お、おぅ」みたいな。逆に返答に困る。

そんで、なんで萎えるかっていうと、
笑点を引き合いに出した時点でその人が 落語に興味の無いことが知れるのに、相手がボール投げてくれるからこっちも打ち返さないといけなくて……
結果、双方さして興味もない 笑点についてトークするハメになるという……。
二人とも「ピンクのひと誰だっけ」レベルだったりするので、まぁ 盛り上がらない。
なんだこの 不毛な会話は。時間の無駄では?と思ってしまう。

なので、落語と笑点の違いが分からなかった そこのあなた!
「落語が好き」って言われて「俺も、笑点みてるよ」と返すのは、ぶっちゃけズレているのでやめましょう。

無理して共感してくれなくて いいんです。
ズレた返答をされるくらいなら「落語、わからない」のがマシ。
話題を広げてくれるつもりなら「笑点と、どう違うの?」とか。

とにかく、「俺も、笑点 σ(≧ω≦*)」つってキラキラした目で見てくるのは お腹いっぱいなので もう勘弁してくれ。
「俺も、渋谷らくごとかいくよ(((o(*゚∀゚*)o)))」みたいな 満点回答までは 望まないからさ。

たのむよ。

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