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読書記録【ブラック・ティー】
こんにちは。まりんです。
読書と映画と旅好きの少女です。
今回は本を紹介したいと思います。
今年度になってハマってしまった作家さんの短編集を読みました。
今回紹介するのは山本文緒の『ブラック・ティー』です
山本文緒『ブラック・ティー』の概要
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著書:『ブラック・ティー』
著者:山本文緒
出版日:1997年12月18日
出版社:KADOKAWA
定価:572(520+税)円
山本文緒『ブラック・ティー』の紹介
結婚して子どももいるはずだった。皆と同じように生きてきたつもりだった、なのにどこで歯車が狂ったのか。賢くもなく善良でもない、心に問題を抱えた寂しがりたちが、懸命に生きるさまを綴った短篇集。
山本文緒『ブラック・ティー』の主観だらけの感想
山本文緒さんの描く女性はとても共感出来て好きです。
登場するみんながきれいな女性ではありません。
しかし、そんなリアルな登場人物たちにすごく惹かれます。
女性のほとんどは自分のきれいな部分しか見せてない気がします。
だからこそ山本文緒さんの作品の女性の中身の中身の部分に触れていることが多分惹かれているのであると思います。
もっともっと山本文緒さんの描く様々な女性に出会いたいと思っています。
特に第五話「少女趣味」と第八話「ニワトリ」が好きでした。
山本文緒『ブラック・ティー』の印象に残った部分!
「幸せになる人間は、思い切り傲慢に幸せそうな顔をするもんだ。それが礼儀ってもんじゃないか」
ああ、私は煩わされたかったのだ。心からそう思った。クールなふりをして、男の人より花が好きだという顔をして、一人であることの言い訳をし続けてきたのだ。本当は「二人」になりたかったのだ。
男の人は、出世をするのだと。
世の中の人は、なんて真面目なんでしょうかね。
私自身も大事にされ甘やかされて育ち、自覚のないうちに他人の価値観を刷り込まれてきたのだ。そのことに気づかず生きてしまった自分に対して私は腹をたてたのだ。
山本文緒の読みたい本!
『自転しながら公転する』
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東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、地元のアウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。
『ばにらさま』
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日常の風景が一転! 思わず二度読み!
痛くて、切なくて、引きずり込まれる、6つの物語が照らしだす光と闇。
島清恋愛文学賞受賞、中央公論文芸賞受賞、本屋大賞ノミネート『自転しながら公転する』の山本文緒最新作!
伝説の直木賞受賞作『プラナリア』に匹敵るす吸引力。これぞ短編の醍醐味!
『プラナリア』
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「何もかもが面倒くさかった。生きていること自体が面倒くさかったが、自分で死ぬのも面倒くさかった。だったら、もう病院なんか行かずに、がん再発で死ねばいいんじゃないかなとも思うが、正直言ってそれが一番恐かった。矛盾している。私は矛盾している自分に疲れ果てた。」(本文より)乳ガンの手術以来、25歳の春香は、周囲に気遣われても、ひたすらかったるい自分を持て余し……〈働かないこと〉をめぐる珠玉の5短篇。絶大な支持を得る山本文緒の、直木賞受賞作!
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