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【メタバースイベント】高校生たちとメタバース型オープンキャンパスを実施してみて 〜実施編〜

こんにちは!メタバース制作をしている大学生の中井勇希です。

この度、立命館守山高校の高校生、卒業生によるメタバース型オープンキャンパスメタモリ」を7/16に実施しました!!

「メタモリ」は立命館守山高校の高校生、卒業生が主体となってメタバース型オープンキャンパスの企画・創作・運営に挑戦するプログラムです。立命館守山高校をメタバース上に再現し、現地のオープンキャンパスの来場者にVRを貸し出してメタモリを体験してもらいました。メタバース上では学校紹介も行い、来場者に立命館守山の特色を知ってもらいました。まったく新しい形のオープンキャンパスです。また、近畿初の取り組みでもあります。

今回はメタモリの創造を行う中で感じた気づき、そして実施した内容についてまとめていきます。

メタモリでの気付き

よかったことと悪かったことをまとめます。

Good Point
VRへの興味関心が高く、広く楽しんでもらえた ディスプレイにもVR空間を出力し、VR体験する方以外も楽しめた 思った以上にVRやメタバースへの参加者意識が高く、保護者からも体験したいといった声が上がった 現実世界では移動しないので、効率的に紹介することができた メタバースならではの表現方法や、紹介方法を実践できた メタバースをオープンキャンパスで活用できる素養を発見できた

Bad Point
現実でテクニカルなサポートが可能な人数に限りがある
Meta Quest2の電池消費が早く、長時間の利用ができない 初めてVRを触る方には、操作に慣れるまで10~20分ほどかかる 多くの参加者が30分以内にVR酔いをしてしまう Meta quest2のスタンドアロン版clusterは、非常に不安定 レンタルWi-Fi(4G, SB回線)だと、十分な速度・帯域の確保ができない

イベントについて

本イベントは、立命館守山中学・高校で行われるオープンキャンパスに合わせ、その一部として私らが製作するメタモリを活用した、キャンパス紹介を行いました。

来場者に対して実施している様子

当日はVRを来場者に貸し出して、1組3人×10回、1回あたり15分の体験会を実施しました。そしてVRを被らない人や保護者のために、メタバース案内の様子をモニターに出力し、全員が楽しめる雰囲気作りも行いました。

電源消費が激しくて使えなくなったり、初心者へのレクチャーが難しくて想定以上に時間がかかるなど、かなり苦労しました。

また、現地スタッフとメタバーススタッフに分かれて運営は行い、現地スタッフはマンツーマンでのサポート。メタバーススタッフは自宅から参加し、メタバース上の案内をしました。

学校Wi-Fiではゲームに関連する通信がブロックされる事もあり、レンタルWi-Fiを3台借りて、VR台につきWiFiを1台当てることで対処しました。

メタバース型オープンキャンパスは、立命館守山中学・高校では初めての取り組みのため、30人限定で開催しました。しかし、モニターに出力してメタバースの様子がわかるようにしたこともあり、参加者以外にも大勢の方が興味を持ってくださり、手応えを感じました。

幅広い層が集まるメタバースイベントでは、いろいろなニーズを満たす必要があるということがわかりました。今後の開発や企画立案においても、重要な視座を得ることができました。

発生したトラブル

今回のイベントは、Meta Quest2版clusterを使って実施しましたが、様々なトラブルに見舞われました。

1. Meta Quest2がWi-Fiに繋がらなくなる。
2. 電源消費が急激に早まり、1台のみロストする。
3. Meta Quest2がトラッキングに失敗してアプリが強制終了。
4. clusterにて、その場にいるはずなのに周りから見えない透明人間になる。

電源消費問題は電源管理をしっかりすれば解決するものの、他の機械トラブルは対処が難しいです。当日は予備機2台を使って対処しました。また、想定していたよりも、ワールド内でのバグが発生し、オペレーションに混乱が生じた回もありました。

これについては、clusterはリアルタイムでのワールド更新が可能なため、直近での対処が行いやすいというメリットを享受できました。

Meta Quest2は十分な台数を確保して突然のバグ対応に備えておくことや、Questのみを使用する体験会では、clusterより安定しているVRChatを使用することで対処できると考えております。

メタバースならではの紹介

ではここで実際にオープンキャンパスにて実施した内容を振り返ります。

特色① 文化祭

夏に行われる文化祭の説明をしている様子

立命館守山の文化祭はかなり盛り上がるイベントのひとつです。メタモリでは文化祭のワクワクする風景を再現してみました。出店がずらりと並び、ステージではダンスの発表も!青春のイメージを膨らませてもらえたのではないかと思います。

特色② グローバル化と様々な校舎

飛行機に乗って施設を1周しながら説明する様子

立命館守山ではグローバル化に力を入れているので、"世界をつなぐ"ことを表現するために飛行機を実装しました。また、飛行機に乗って校舎を1周できるようにしており、その間は校舎の説明を行いました。酔う人もいましたが、上空から見下ろすオープンキャンパスはかなり好評でした。

特色③ ICT教育

ICT教育についてプレゼンテーションをしている様子

立命館守山はICT教育が特徴的で、生徒は1人1台iPadを持っています。また1教室1台Webカメラが設置されています。そのため、クラスルームをサイバーチックにしてiPadやWebカメラを配置しました。そして、どんなICT授業をしているのかについて、スライドを使ったプレゼンテーションを行いました。

その他の特色

山に囲まれた琵琶湖県や春の風景を表現

メタモリでは、山に囲まれた琵琶湖県に存在するという立命館守山の地理的な表現もしたり、春に見られる満開の桜を再現したりしました。

制作者インタビュー

この度、バーチャル探究学者のLuminさまより、私が実施したメタモリについて、インタビューをいただきました。

最後に

メタバースを活用して現地の人にVR体験をしてもらったり、高校生たちと協働してメタバースを創り上げていくのは初めての経験でしたが、やりきれて本当によかったです。

多くの方に楽しんでもらい、創った甲斐がありました。

創作過程もかなり楽しく、何をコンセプトにしてどう表現するか、みんなで考えながら試行錯誤しつつ、少しずつ積み重ねて創り上げました。そして生徒たちが創るメタバース型オープンキャンパスは十分に活用できることがわかりました。

今後はメタバースが新しいオープンキャンパスの場として確立されていくといいなと思います。

高校生たちの感想はこちらのnoteにまとめていますので、ぜひご覧ください。

今回のイベントを開催するにあたって、イベント参加者の方々、立命館守山中学・高校の教員の方々、アドバイスをくださったインパクトラボの方々のご尽力があって、今回の企画の実現に繋がりました。

メタモリのメンバーを代表して、感謝申し上げます。

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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