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【メタバースイベント】立命館守山のオープンキャンパスをメタバースで実施 〜創作編②〜

こんにちは!メタバース制作をしている大学生の中井勇希です。

前回に引き続き、立命館守山高校の高校生、卒業生によるメタバースイベント企画「メタモリ」の創作過程をお届けします!

前回のnoteはこちら⏬

メタモリの進捗と課題

進捗

高校棟、メディアホール、バスケットゴール、地面のテクスチャが完成しました。あとはコミュニティーセンターの色を塗れば外観は大体完成です!!メディアセンターとコミュニティーセンターは高校生が作っています!実物の特徴をよく捉えて表現していますよ!

左奥が高校棟、中央がメディアセンター、右奥がコミュニティセンター

細かいところでは、文化祭の再現、蛍の演出、環境音、花火などを追加していきます!現時点では、リツモリ構内の再現度は高いので、これからオリジナリティを追求していく感じになります。例えば湖の上にコミュニティセンターを作って橋を渡って入る作りにしてみる、などメタモリならではの幻想的な演出や地域の良さを取り入れた空間を追求していきます。

制服

メタモリで着る制服は、卒業生の阿部瑞希さんに、本物そっくりの制服を作って頂きました。オープンキャンパス当日は、これらの衣装を着たアバターを使って、案内します!対面でのオープンキャンパスと同様、皆さんに学校の雰囲気をより味わって頂けそうです!

試行錯誤

みんながBlender初心者ということもあって、Blender周りの問題がいくつか発生しました。勝手にオブジェクト同士がくっついたり、Unityにインポートするとデータが崩れてしまったりなど、色々ありましたがそのために原因を考えて解決を重ねています。他にもテクスチャを貼る過程で、不自然にならないようにPhotoshopでパターン化したり、暗くて辺りが見えなくなるのを防ぐためにシェーダーを変えたりなど、細かい工夫も結構ありました。簡単には行かないメタバースですが、高校生たちと一緒に試行錯誤して、修正しながら進めていくのも醍醐味です!

今後の課題

時間と軽量化が課題として浮き彫りになっています。

メタモリオープンキャンパス実施日の前週には期末テストがあります。なので、テスト対策期間も考えると作業できる時間は実質2、3週間しかありません。その限られた時間で、文化祭の再現や教室、説明場所を作ることが目標です。如何に時間を作れるか、効率よく作業できるかが重要となってきます。

軽量化については、主にライトアップを頑張りすぎたせいでそもそもMeta Quest2やiPhone6などでは重くて全然楽しめないことが分かりました。ライトを7個置いただけでかなり重たくなるので演出が厳しいものです。

なんせ入口ですからね、ライトアップを派手にしたかったんですよ!ライトアップしてないと寂しいのでどうしようかと考えています。一応様々な軽量化を行いましたが、まだ目安の10倍重たいのでここが今後の大きな課題となりそうです。

高校生たちの成長

高校生が様々なアプリを使いこなせるようになってきました。メタモリを通して関心を持ち、自主的に勉強してくれているようです。彼らの吸収の速さには私も驚くばかりです!負けていられませんね!笑
ここ2ヶ月で全員がパソコンの操作だけでなくSlackやzoom、Office365、Blenderなどを使いこなせるようになりました。Blenderを使って実際に建物も作成してくれています。
メタモリには高校生の教育の目的もあるので、こういった面もぜひご注目くださいね!

高校生たちが作っている一部の3Dモデル

最後に

いよいよ完成に近づいてきたメタモリですが、実は教室の作り込みがまだ残っています!!リツモリの教室はICTに特化しているのでお見せしたいポイントが沢山あります。なので、まだまだかりそうですが、なんとか高校生たちと一緒に頑張って創り上げていきます!ぜひ完成まで見守って頂けたら幸いです。最後までご覧下さりありがとうございました。


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