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学校貸与の端末と朝食の共通点

私がこれほど学校の勉強に端末を使うことにこだわっているのか、我ながら珍しいほどの執念だなあと自己分析してわかったことがある。

長女は、何を隠そうプリント管理が小学生ダンスィ並みに苦手である。親に渡すお便りは大概忘れる(他の子のお母さんから「あのお便りさ…」と聞いて発覚すること数知れず)、中学校にあがってからは、学校課題も提出忘れて個人面談で指摘される。
保護者が学校に提出が必要な同意書などプリントも渡しても行方不明になる。

とりあえず手元のクリアファイルに突っ込んでそのまま忘却の彼方になるらしい。

1つのお気に入りクリアファイルに、いろんな教科といろんなお便りと提出期限の過ぎた学校に提出するお便りまでがあちらこちら入ったままになっている。順番に手前から入れればまだしも、どうも受け取ったプリントを何も考えずにファイルの束になってるプリントのど真ん中あたりに突っ込んでいる。ので大概行方不明になる。

何回注意しても、ファイルを複数にするとか解決策を講じてもやっぱりダメで始末悪いことに雷落とした翌日に早くもまたやらかす→でまた雷が落ちる。

小学校の時からずっと、中学になると学校でひとつひとつ確認してくれないからさらに酷くなっているようなのだ。

これ、実は私もそうだった。

当然数十年前の学校はペーパー主流だから本当によく忘れて学校の先生から『忘れるとは心を亡くすって書く』という迷言までくらう羽目になるのだが、この先生アホかと思っていた。

先生はきっと忘れ物しない子どもだったんだろう。
それよりももっと心ない行動をしているやつなんか、いっぱいいるのに。

それで必死に考えて友達に前日フォローしてもらったり、教科書やワークブックを忘れたときにはこっそり違うクラスの子に借りたりする『忘れ物同盟』も作った。そういう「やらかした後にどうフォローするか」を考えてばかりいた、その方が大人になって何倍も役立っている。長女小学校3年の担任先生がまさに同じで抱きつきそうになった。

だから社会人になってインターネットが普及してパソコンを使って仕事をするようになって本当にほっとしたのだ。これなら1つの端末に記録が残るし、何より管理しやすい。

どれだけ怒っても効き目がないのは、もちろん本人の直したいという気持ちが希薄なんだろうけど、忘れ物に関しては、断定出来る。怒られたから直るもんじゃない。

別の方法が必要で、それを今すぐ出来るのが、パソコンの活用のはずなのに…という気持ちが強い。

それを生徒のモラルが低いから、私用で勉強以外にも使われるから、はなから自宅では使わせない、そんな長女の中学校の姿勢に正直絶望感しかない。

昔、朝食問題ってあったそうだ。

朝食を食べないで学校に来る子は午前中ボーっとしているから朝食を食べるように指導しましょう、となった時に一部の先生が「家庭の都合で食べられない子もいるから、用意出来ない家庭を追いつめるから学校から言うのはやめましょう」と反対したらしい。

アホか。

なら、アメリカみたいに学校で用意すれば良いのだ‼️

今、長女の中学校がやっている事はまさにこれ。問題の本質からあまりにもズレてませんか?

持ち帰って見えないところで勉学とは違うことや虐めに使われるから貸与しないではない。端末は本人の持ち物ではなく学校の物であり常に監視の元にある事を指導する方が大事ではないのか?

中学の端末を避けたところで間違いなく私物のLINEでいじめはある。

携帯のCMに「リスクを犯さない事こそ最大のリスクだ」とあるが、まさにその通りじゃないか?






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