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映画の感想とイラストまとめ
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#映画

2022年映画まとめ

2022年映画まとめ

新年明けましておめでとうございます。
毎年なんとなく決めたくなる年間映画マイベスト10を昨年末にも選んでいたので、過去に投稿した映画もありますがまとめました。
なお、映画館で観た映画のみで選出しています。
順不同です。
(けどやっぱり1位というか殿堂入りはあの映画かなあ?というのはありますが)
ちなみに昨年映画館で観た新作は43作品でした。
コロナ禍以降やっぱり少なくなってます。
あとやっぱり自分

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ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還

ゴンドールとローハンの連合軍がサウロン軍を迎え撃つ中、モルドール入りしたフロドとサムは自分達の復路がない事を覚悟し始める。
作品賞をはじめ第76回アカデミー賞11部門を受賞した三部作完結編。

いや〜〜〜とっくに完結しているこの三部作ですが、改めて約三週間ごとに一作を映画館鑑賞していると「終わった……」という万感の思いが巡ります。
すごい、とにかくすごい。
わたしも人生折り返し地点を通過してそろそ

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ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

ロード・オブ・ザ・リング 二つの塔

旅の仲間はゴラムを案内役に滅びの山を目指すフロドとサム、オークに囚われたメリーとピピン、そして彼らを救うべく追跡しローハン国に入るアラゴルン、ギムリ、レゴラス…の三手に別れ、それぞれが中つ国の命運を懸けた戦いに直面する。

先日『〜王の帰還』までのIMAX上映を完走したところですが、二作目であるこの『〜二つの塔(以下、TTT)』の記事を書き忘れていました。
シリーズ三部作の中で恐らく一番の人気作だ

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秘密の森の、その向こう

秘密の森の、その向こう

亡くなった祖母の家の片付けのために、母親に連れられて森に囲まれた一軒家にやって来た8歳のネリーはその森で自分とよく似た、母と同じマリオンという名の8歳の少女と出会い、親しくなる。
『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマ監督・脚本作。

前作『燃ゆる女の肖像』がとてつもない重量感のある、感情の塊みたいな作品だったので、今回は子どもが主人公だけどどうなるんだろう?と思ってましたが「小さいお母さん」という

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LAMB ラム

LAMB ラム

アイスランドの人里離れた山奥で羊飼いを営む夫婦は、ある羊から産まれた「子羊でも人の子でもないなにか」をアダと名づけ、我が子のように育て始める。

いまやそのスタジオ名を聞くだけで映画館に足を運ぶ映画ファンも多いA24作品。
一見牧歌的でありながらスリラーとも怪奇ものとも受け取れる謎のジャンルですが「アイスランドの映画」と聞くとなんとな〜く納得してしまう不思議映画でした。
日の入りが遅いのでまだ暗く

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ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(IMAX版)

ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間(IMAX版)

1954年に出版され、世代を超えて愛読されてきたJ・R・R・トールキン著『指輪物語』を2001年にピーター・ジャクソンが映画化した三部作の一作目。
冥王サウロンの邪心が込められた「一つの指輪」を葬るために、中つ国で最も純朴な種族・ホビット族の青年フロド・バギンズが仲間と共に旅立つ過程を描く。

9月16日からIMAXでのリバイバル上映が始まったので観てきました!
IMAX上映の発表があった時には「

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コーダ あいのうた

コーダ あいのうた

自分1人だけが聴覚者であるという家庭で、ろう者の家族を支えながら高校に通うルビー。
合唱クラスに入った彼女の歌唱の才能に気づいた教師はルビーに音大への進学を薦めるが、音楽が理解できない両親は反対する。
役と同じ聴覚障害を持つ俳優がルビーの家族を演じ、2022年度アカデミー賞で作品賞、助演男優賞などを受賞した。

この作品は元々はAppleTVでの配信作だったのが日本では劇場公開されたという、配信ス

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エルヴィス

エルヴィス

未だ「世界で最も売れたソロアーティスト」としての記録を破られていないスーパースターでありながら、若くして謎の死を遂げたエルヴィス・プレスリーの人生をバズ・ラーマン監督が映画化。
プレスリー役は初主演のオースティン・バトラー、「大佐」と呼ばれた強欲なマネージャーのトム・パーカーをトム・ハンクスが演じる。

プレスリーって「〇〇は生きていた!」ってネタと、あの独特なファッションとスタイルでアイコン化し

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ソー ラブ&サンダー

ソー ラブ&サンダー

MCU『マイティ・ソー』シリーズ第4弾。
戦いに疲れ自分探しの旅に出た雷神ソーだったが神殺しを続けるゴアの出現によって再びバトル再開、さらに元恋人のジェーンが新生ソーとなって現れる。
前作『〜バトルロイヤル』に続きタイカ・ワイティティが監督を担当。

今作ではこの2人のコンビがとてもよかった!
テッサ・トンプソン演じるヴァルキリーの活躍がもっと見たかったです。

久しぶりに1作目を観て、すっかり忘

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リコリス・ピザ

リコリス・ピザ

1970年代のハリウッド近郊、サンフェルナンド・バレーで子役をしている15歳のゲイリーは、将来が見えないままカメラマンのアシスタントをしている28歳のアラナに一目惚れし、2人はなんとなく付き合い始める。
ポール・トーマス・アンダーソン監督最新作。

PTA監督は突き詰めれば共通するテーマのようなものがあるかも知れませんが、わたしにとっては作品が公開される度映画館で観てきて好きな作品もあるにも関わら

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FLEE フリー

FLEE フリー

アフガニスタン出身で現在はデンマークで暮らす青年アミンは、親友の映画監督によるインタビューを通じて今まで語った事のなかった過去を話し始める。
インタビューから成るドキュメンタリーでありながら顔と本名を晒すと危険が及ぶためアニメーションにしてフィルム化したという異色作であり真実の物語。

「フリー アニメ 映画」で検索すると京都アニメーションの競泳アニメ『Free!』がヒットするのですがこちらは『F

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『トップガン』(1986)と『トップガン マーヴェリック』(2022)

『トップガン』(1986)と『トップガン マーヴェリック』(2022)

アメリカ海軍パイロット養成学校”トップガン”でエースを目指す若者を描いた前作と、主人公マーヴェリックが教官側になる続編が公開されたトム・クルーズ主演作。

『007 ノー・タイム・トゥー・ダイ』同様コロナで公開が遅れに遅れ、もしかしてもう一生観れないんじゃないか…と世界中の映画ファンがあきらめかけていた2022年、ついに!ついに!!公開されました『トップガン マーヴェリック』。
数々の新作が映画館

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カモン カモン

カモン カモン

アメリカ国内を回り、子供達にインタビューするラジオジャーナリストのジョニーは9歳の甥・ジェシーを数日預かる事に。
マイク・ミルズ監督が温かみのあるモノクロ映像で叔父と甥の交流を描く。

日本人にも馴染み深い「カモン カモン」って言葉には「こっちにおいで」という意味の他に「頑張れ!」とか「大丈夫だよ」という意味合いでも使われるみたいです。
大人が子供に「こっち(今自分がいる場所)においで」と言ったと

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シャドウ・イン・クラウド

シャドウ・イン・クラウド

第二次世界大戦のさなか、モード大尉はある「機密」を運ぶためサモア行き戦闘機への搭乗を願い出る。
男性乗員からの卑猥な言葉に耐えながら任務を遂行しようとする彼女の前に日本軍の零戦からの爆撃と、予想外の敵が襲いかかる。
クロエ・グレース・モレッツ主演作。

今思えばめちゃくちゃネタバレじゃんって予告編でのクロエの戦闘スキルを見て「これば必見なのでは??」と思い、自分の誕生日に観に行きました。
特筆すべ

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