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夏ですね!いいね若いね20代特集〜チェンくん編(1)

梅雨が明けて本格的な夏到来!燦々と照りつける太陽と、ムンムンする熱帯夜にナヲ子の気分も開放的になっていきます。というわけで、婚活ではないのですが夏のお気楽編と題しまして、最近出会った20代若者とのアバンチュール?特集をお届けします。

チェンくん27歳(日本人です)170cmゼネコン勤務 

フィギアスケートのネイサン・チェンに似ているため、チェンくんと呼びます。チェンくんは私がたまたま行った読書会で同じグループだった男性です。口数は少ないですが、礼儀正しくてしっかりした若者でした。

懇親会の時に話が盛り上がり、帰り際に連絡先を聞かれました。

「やっぱりナヲ子さんが一番いいなと思って。また会えますか?」

チェンくん、なかなかストレートでよろしい。私もお酒が入ってご機嫌だったため「オッケ〜よ〜ん!」と二つ返事でLINE交換をしました。

チェンくんは積極的で翌朝には早速デートのお誘いがきまして、週末二人でご飯に行くことになりました。

しかし、私はふと不安になりました。

(そういえば私、チェンくんに年齢隠してたんだよね。あの子、私がアラフォーだとは思っていないんじゃないか・・・)

(あの日はお酒飲んでたし、久しぶりに楽しくて私キャピっちゃってたからな・・・)

しかしチェンくんはイラつくような事が全くなく、スムーズにお店も待ち合わせも決めてくれたため、流れるように当日お会いする運びとなりました。

言いたい、でも言えない・・・

デートは新橋の熟成肉のお店に行きました。周りは若いカップルが多く、アラフォーなのはたぶん私と店長だけ。

「ナヲ子さん、会えて嬉しいよ!こないだの読書会は楽しかったね。あれから俺の他に連絡とっている人いるの?」

チェンくんが探りを入れてきます。普通だったらそんなこと面と向かって聞かないでよと思うところですが、相手が年下の男の子だと思うとそれすら可愛く見えてしまいます。若い女の子に甘いおじさんみたいなナヲ子。

「いないよ(本当はおりまして、詳細は続編で)。そういうチェンくんはどうなの?」

「俺もいな〜い。ナヲ子さんが一番素敵だったから」

スタートダッシュがいいね、チェンくん!これも若さ故なのか。20代ってこんな感じだったっけ?なんか懐かしいな〜、この感じ。と開始早々遠い目をして追憶にひたるナヲ子。

チェンくんは最近仕事が忙しく、就職してからなかなか彼女が出来ないそう。一番最近の彼女が大学生の頃というジェネレーションギャップに驚愕するナヲ子。大学生っていったらもうかれこれ20年近く前だぞ???

いや〜、さすがにね。さすがにちょっと若すぎる。

ん?いま私、何を考えていた??

もしかしてチェンくんと付き合う想像してた?!?!

きゃー、なんか恥ずかしい。私としたことが、そんな非現実的な妄想をしてしまうなんて。チェンくんからしてみたら私なんて年上すぎてないでしょ。ナヲ子、落ち着いて!!

などと、頭の中の会話がうるさい。

「ところでさ、ナヲ子さんって今いくつなの?」

きたーーーーーっ!その質問いつかくるとは思っていたけど、またまたどストレートで聞かれてしまいました。

「え、言いたくない」

私もどストレートに返します。

「いいじゃん、教えてよ!」

「だ〜め♡」

「32、33くらい?」

女性に年齢を言う時は、心の中で思っているより若めに言って保険をかけるのが定石です。たぶんチェンくんの心の中では35歳前後と思っているんでしょうね。違うよ、もっと上だよ!

「知ったらびっくりしちゃうから、秘密にしとく♡」

「えぇ〜〜〜」

食い下がるチェンくんを華麗にスルーして、私は本当のことを言いませんでした。多分この先はないと思ったので、だったら真実を言って現実を知るよりファンタジーのままにしておいた方がいい思い出になると思ったからです。

人間、なんでもかんでも知るのがいいことじゃない時もあるんですよ。

特に男と女の場合はね。

一話で終わるつもりがナヲ子の回想シーンが多くなりすぎて、長くなってしまいました。この続きはまた明日お届けしますね!今日もここまでお読みいただきありがとうございました。スキ&コメントもお待ちしております^^


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