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文トレDAY79 不機嫌との付き合い方

朝、8時40分、タイツが無い、タイツが無い。チャリンコ通勤なので12月にはいるとタイツは必需品だ、朝の忙しい時間帯に探し物をするのはストレスが溜まる。自分の部屋とリビングの隣の和室の整理箪笥の間を3往復ほどしてたらストレスがピークに、でもここからがいつもと違った。

嫁に「タイツある?」と聞いてそれが無かったので、嫁のタイツを貸して欲しいとお願いした。

これが以前の私だと、見つからないことと時間が無いことで不機嫌になり嫁に聞く時でも(嫁は全く悪く無いのだが)さも嫁を犯人扱いして「タイツどこ!」と詰問して、無かったら「もういい!」と言ってタイツを履ずにそのままズボンを履いて不機嫌をまとったまま会社に向かっていた。


それともう一つ、年明けにセミナーを企画していて、そのスケジュールをメールで協力してもらう友人に共有した。程なくメールが返信されてきた。リスケのリクエストである。私のスケジュールでは午前中に会場の設営をし、午後1時からセミナースタートのスケジュールだった。内容的に半日は欲しい。ところが、リスケされたスケジュールは午後から会場の設営予定で、セミナー開始が午後3時前になっていた。
これだと満足なセミナーが出来ない。
無償で場所を提供してもらうことになっていたので無理は言えないが頭の中でかなり葛藤があった。

ここからの行動がいつもと変わった。
なぜ?今私は不機嫌な状態なんだろうと考える余裕ができた。
この問題を無理に、今の私のこの「不機嫌」な状態で解決するのはやめよう。
と思った。
その日の夜、別の友人と電話で会話した。今回のセミナーは中止とし「新年会」に切り替えるという素晴らしいアイデアを得ることができた。

これが以前の私ならリスケの案をもらった時点で頭が真っ白になって建設的な打開策が浮かまないまま、不機嫌のあまり自分の立てたスケジュールを強引に押し切る行動に出たかもしれない。



この2つの例は、ほんとにたわいのない話かも知れないが、私にとっては偉大な変化だ。こういう変化に「気づいたとき」私は成長したと実感ができるのだ。だから忘れる前にきちんとその理由も書いておこう。

理由その1  
2ヶ月ほど前から始めた、noteで自分の生い立ちを追いかける記事を書き始めて、当時の自分の感情を客観的にみてそれを文章化してきたこと。以前も同じようなことを書いたのだが、思い出すとその時に感情がダイレクトに心の古傷を刺激する、何度か書くのをやめようかと思ったが、少しクールダウンして書き進めると物語に「感情移入」せずに整理することができた。
理由その2
嫁の勧めで「数秘」の講習を受講した。やるからにはしっかりやりたい。でも本当に続けることができるか正直不安であった。進めるにつれその不安は消えた。課題の5人分のセッションを終了したころには、ちょっと若干数秘オタクになってた。 数秘に関する本を3冊ほど読み込むと言語化されるその前のイメージがなんとなくわかるようになってきた。潜在意識と顕在意識と感情の関係を見ていくことが日課になっている。
理由その3
その1と若干被るのだが、過去私はセミナーオタクだった。NLP、コーチング、マーケティング、ホスピタリティいろんなセミナーで学んだ理論が私自身の感情の状態を通じて蘇ってきた。

あと1ヶ月ほどで63歳になるが、まだまだ成長するところがありそうだ。

 



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