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文トレDAY82 55-恋愛編(8)光と影

私に神様が恋愛をしてみなさい。きっといいことがあるよ。と言ってくれたのでは無いだろうか?

2013年5月ごろの「自分」だけのフェイスブックの「投稿」にこんなつぶやきがあった。

お付き合いが始まった。
長い長い冬の時代に凍りついていた私の中の何かが真澄さんと付き合うにつれて溶けて行くようだった。

過去にも2度ほど他の女性とお付き合いしたことはあったが、長くはつづかなかった。
でも、「長く続きますように」と考える必要は全く無かった。
全く気を使わないというと嘘になるけど、自然に話ができ自然に真澄さんの想いが分かった、私の想いも無理をせずに自然に言うことができた。

「結婚」という2文字が浮かぶのは付き合ってすぐのことだった。

もし、うまくいかなかったらこんな素晴らしい人とはもう出会うことは無いだろう。

「この人と結婚できないなら、私は一生独身でもいい。」と思っていた。

フェイスブックのステータスは、「恋愛中」に変わってた。



真澄さんはバツイチで小6になる息子がいた。気にならないというと嘘になるが、私が良い悪いとジャッジできる立場でない。真澄さんの息子さんが私のことを受け入れるかどうかという問題だった。そのために特別なことを私はしなかった。機嫌を取るようなあからさまな行動はできなかったし、小6の男子との接し方も分からなかった。

それともう一つ気になることがあった、私が自営している会社のことだ、淳風満風だとこんな悩みは無いのだが、正直なところ、慢性的な資金繰りに追われており、低空飛行状態だった。こんな状態で所帯をもったらこれから先どうなるんだろうという不安だった。

この頃の私の心なかは
これからの人生、真澄さんとともに過ごしたいという純粋な気持ちと、この2つの気掛かりが混在していた。


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