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ドイツ 空気を読みすぎてしまう日本人

noteでいろんな方の記事を読むのが日課になりつつあります。
世界中で留学している人、暮らしている人、
日本で暮らしてるときとは違った発見やストレスのある日々。
みんなのnoteを見ていると、学びにもなるし、自分への励ましにもなる。
noteに感謝です。

タイトルにある通り、今回は日々のドイツでの暮らしで感じた
あ〜この感覚、日本人の私だからだろうな、ってことを書いて
残しておきたいと思いました。

食事の意味、知ってる?

私が今、住んでいる国、ドイツ。
彼らはビールも好きだけど、パンも大好き。
1日の食事のうち、最低2回は絶対にほぼ毎日パンを食べます(笑)
もうこの1文を書いてるだけで、私は笑いそうになっちゃうくらい、
本当に毎日パン!!!!

パンと言っても、食パンやフランスパン、菓子パン、おかずパン、とか
色々あると思うんですが、ドイツの家庭で食べるパンは
こんな感じの小さめの穀物パンとかバゲット。
写真じゃわかりにくいですが、手のひらサイズです。

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このパンにスーパーで購入できるお惣菜やハム、チーズを自分の好きなようにのせて食べます。

想像してください。これが毎日です、毎日!!!(笑)

そもそも1日のうち、1回は”温かい食事を”っていう考え方らしい。
その温かい食事も、スープとパン、とかパスタだけ、とか。
(結局、パンかい!って心の中でツッコむ時もあります)

パンじゃない日は、じゃがいもを添えることもよくあります。

夜ご飯が”冷たい食事”なのはツライ・・

「料理」とは・・・


ある日の昼食。
彼のお母さんが”料理”をいつもしてくれます。
彼が仕事から帰ってきて、さあ、一緒にお昼ごはんを食べようと
キッチンへ行くと、そこには蒸したじゃがいもが山盛りに。

ん?お昼ごはんは?と内心思いつつ、彼がテーブルを準備していくのを
手伝います。

ちょうどサラダも作れそうだったので、彼と一緒にパパッとサラダを作り、
テーブルへ着きます。

彼が冷蔵庫からいつものお惣菜っぽい魚のマリネみたいなものを
出してきました。

自分のプレートに、サラダ、蒸したポテト、魚のマリネをのせていきます。
この魚のマリネも独特な味付けで、ピクルスのような少しお酢っぽい味と
マヨネーズのような白いソースに漬けられていて、私も彼も好みの味ではありませんでした。

食事を始めた私たちを見て、お母さんが一言。

「美味しい? ^^」

その一言に私は、「?」が浮かびました(笑)

美味しいもなにも、じゃがいもを蒸しただけやん!っていう
関西人としてのツッコミと、サラダは私たちが作ったし、
魚もスーパーで買ってきた箱に入ってる出来合えのものだしっていう
気持ちで、私はなんと答えていいのかわからず・・・
まあ、じゃがいもはそのままのじゃがいもの味で美味しいけど・・

私の隣で彼が、「ん〜魚はあんまり僕たちの好みじゃないかな」って
ちゃんとコメントしてあげてて、さすが!と思った(笑)


私にとっては、じゃがいもを蒸すのも、カップ麺にお湯を注ぐのも
同じレベルだと思うから「料理」とは・・と思ってしまった。


私も彼も、日本にいる私の家族も「食」へのこだわりは強い方だと思う。
どうせなら食事は美味しくいただきたいし、
異国の料理や新しいレシピにだって意欲的だ。
お金に困窮しているわけでもないから毎日、同じものは食べたくない。

私の気持ちを知ってくれている彼も、好きなもの作って食べてもいいんだよ、と言ってくれるが、やっぱりこの家はお母さんの城って感じだし、
ただでさえ、細かい彼女とバトルするつもりもない。
ずっとドイツで暮らしてきた人からすると、それが日常なのだから。


空気を読む、というこの日本人の性質がなければ、
私もこの毎日パン生活を変えられているのかもしれない。





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