私の物語に名前をつけるなら

人生は物語に似ている。
いや、全ての物には物語がある。

私はそう思う。

私が踏みしめたこのコンクリートも、どこがで生まれてこの場所に来て、今私の歩みを確かにしてくれている。
そしてこれから先もきっと朽ちるまでその物語は続く。

いや、終わりをどこにするかによってその物語の結末は変わる。

そうだな。
花で例えよう。

始まりはきっと芽が出たあの日。
いや、種が撒かれたあの日か。

そして摘まれてしまうあの日まで。
いやはや枯れるまでか。

物語は曖昧で不確かな方がきっといい。

もしも私の物語を作るなら。
始まりはやはり産声を上げたあの瞬間だろう。

さて、現状ではその物語は続いている。
まだ終わらせるつもりは無い。

私の物語は私が言葉を綴れなくなるその時を結末にしよう。

命が萎びたまま生きていくより
この声が、手が、頭が、言葉を伝えられなくなる方が嫌だから。

もしも私の物語に結末が来てしまったならどんな題をつけよう。

んー。

長すぎる自分語り

これじゃ自虐的すぎるか。

白い言葉達

ロマンチック過ぎるね。

上手くまとまらないので未来の私に託すとしよう。

もし、もし仮に明日私の言葉が失われてしまったなら。

「失くした言葉」

が良いね。
またすぐに変わりそうだけど。

あなたの物語にはどんな題が付くのだろう。
今度会えたら聞かせて欲しい。

そいじゃこの辺で

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