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【おしゃれ修行④】ファッションイメージの言語化

ショッピング同行や、クローゼット診断などを通して「大切な自分が身に着けるアイテムを丁寧に選ぶ」「人生の大切なモノを自分で決断し選び取る」を支援できる人になるべく、おしゃれの勉強をしています。

シリーズ化して、その軌跡をつづっています。

語彙の豊かさは、世界の広がり

高校生の頃、言葉の力について学び、本当にワクワクしたことを覚えています。

人間は言葉を使って思考し、世界を認識しています。

山の景色を見て、「山」という語彙しかない人は、山だけを認識しますが、「山頂」から「中腹」。そして、下を見ていくと「ふもと」「すそ野」が広がる。語彙が多い世界に生きていると、より繊細により深く世界を認識することができます。

確か、そんな説明でした。
私が思考した言葉が、私の世界を作っている。
言葉ってすごいなと、それがきっかけで、勉強が好きになったほどでした。

あれから、十数年経ち、ファッションを勉強することを決め、再び言語化することの大切さを思い出しました。

自分のファッションを言語化できる?

なりたいイメージやテイストを具体的に思い浮かべること、できますか?
そして、それを言葉で説明することは?

私は「似合う」とか「好き」が先行しすぎて、全体のバランスや、目指すイメージがぼんやりしていたんです。

たとえば、「かわいい」とか「おしゃれ」って、実はかなり抽象的。
100人いたら100通りの「かわいい」と「おしゃれ」が存在します。

だから、具体的におしゃれを言語化してみる必要がある。
ファッションについて、言語で思考する習慣がないとはじめは難しいと思います。

そのことを改めて感じた先日の実習のレポートを少しだけ書かせてください。

目の前の人はどんな人?

実習では、実際にお店に足を運び、ペアを組んでお互いに服を提案しあいました。

「おしゃれな服を理論通りに提案しなければ。」
そんな風につい思いがち。

でも大切なのは、その人の目線になることなんですよね。
その方がどんな職業で、どんなイメージを目指すのか、手持ち服はどんなものかなど。年齢や体形、好みをよくお聞きして服を選ぶことが大切。

beforeはこちら。

Before

シンプルカジュアルで、このままでも十分素敵ですが、華やかなお顔立ちに合わせての提案がこちら。

after①
after②

照美先生のアドバイスをいただき、2パターン試着していただきました。
ペアの方は、顔タイプがエレガントタイプ、パーソナルカラーはサマー、骨格診断はウェーブです。
起業されているため、おしゃれで洗練された少しかっこいいイメージで。

「クール」で、「洗練されている」、「クラス感を感じる」
その言語化したイメージにピッタリの服、コーディネートを目指します。

診断結果に縛られず、イメージや着こなしを大切にすると、こんなにあか抜けて魅力が増すのだと実感しました。

そして、本人のご希望は何かをよく考えること。
おしゃれの正しい答えを出そうと提案すると、ご本人の希望を無視することになりかねません。


実習ではないのですが、先日、モデルさんとしてショッピング同行に一緒に行っていただいたときも。(beforeは撮っていませんのでafterだけ)

after

こちらの方は、顔タイプはクール、パーソナルカラーはウィンター、骨格タイプはナチュラルの方。
オフィスカジュアルOKの会社勤めをしており、着心地の良さを重視されています。顔タイプクールさんですが、カジュアルな服が好きとのことで、ご提案しました。
ただ、ほっこりしすぎると野暮ったくなるため、「リラックス感」があり、「リュクス」で、「直線を感じる」。
そんな言語化したイメージを軸に。

相手のニーズに真摯に向き合うこと、そして、そのニーズから導き出したイメージを言語化すると、服選びに一つ軸ができて、とても面白いです。

いろんなイメージに関して語彙を増やしていくことで、より繊細なテーマ決めができるようになるはず。
おしゃれを言語化することは、自分の価値観や自分らしさを言語化することにも通じます。
これをすると自分の軸がよりしっかりできてくるんじゃないかな。

やっぱり実際にやってみることって大切ですね。
見聞きするだけよりも、大きな学びを得ることができると思っています。


私も提案いただきました。新鮮!
こんなご提案も


最後までお読みいただきありがとうございました。
ではまた!

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現在、ファッションとマインドとどちらも大切にしながら、ファッションコンサルティングなどをされている渋谷照美先生の考え方に感銘を受け、勉強させていただいています。

(照美先生のアメブロはこちら)


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