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ベジタリアンの主張10 なぜ果物や野菜は体に良いのか?

こんにちは。自然学者(Naturician)の北村です。
この記事では、「なぜ果物や野菜は体に良いのか?」その理由を話していきます。

今日、世界は科学の発展に支えられて、どんどん変化しています。そんな中、「科学的」栄養学も発展してきましたが、この「栄養学」にいろいろ欠陥が見つかってきているのが21世紀初めの世界です。

どんな欠陥があるのか?
例えば、「人間は食事で摂取する食べ物のカロリーを調べ、カロリーをコントロールすれば肥満にならない。」とか、「栄養素が不足しているならビタミンやミネラルなどのサプリメントを摂取すれば良い。」「卵や牛乳は完全栄養食なので、積極的に食べた方が良い。」など、これ以外にも様々な説が唱えられています。

しかし、上の例で言うと、「食べ物のカロリーが多くても痩せている人がいる、またはカロリーが少なくても肥満になっている人がいる」とか、「生の野菜や果物に含まれているビタミン・ミネラルと、人工的に作られたサプリメントでは、栄養素の性質が異なる」とか、「卵や牛乳を摂取しすぎると、主に生殖器系の病気になってしまう」などの研究結果が出始めています。

このように、21世紀になって、健康になる食事についての研究がさらに進んでいます。
では、私たちは何を食べれば良いのか?

その答えは、「果物と野菜」です。
「なんだ。そんなことか!?」と思ったあなた。
では、「なぜ果物や野菜が体に良いのか?」説明できるでしょうか?
今あなたが読んでいる記事などを集めたnoteマガジン「ベジタリアンの主張」を読んで来た方なら、果物や野菜を食べるコトの利点について理解してきたと思いますが、あらためて「果物や野菜が体に良い理由」を説明したいと思います。

人類は、果物や野菜が体に良いことを、科学が発展する前から経験則として理解していました。そして、科学的研究の結果、さらなる裏付けを取ることができています。しかし、科学的実験では果物や野菜が体に良いのは、「これらの食材に含まれている栄養素が優れているから」と言う理屈が話されています。そして、多くの方がこの理論を受け入れているでしょう。

しかし、あらためてNaturician(自然学者のこと)の見地から、「なぜ果物や野菜は体に良いのか?」という疑問に答えるのなら、それは「動物と植物は共存関係ができているから」と答えます。

この「動物と植物の共存関係」とは何か?
それは、例えば動物は酸素を吸い二酸化炭素を吐きますが、植物は正反対に二酸化炭素を吸い酸素を吐き出す。人間は植物の果実のみを食べ、種を食べない。その結果、動くことができない植物は、動物により自分の種子を遠く離れた場所まで運ぶことができる。植物を食べた動物は、体の中でそれらを消化・排泄し、その排泄物を栄養源として植物は成長する。などの事実があります。

このように、動物と植物は全く正反対の活動をしています。動物と植物は、今流行の「SDGs(持続可能な開発目標)」のように両者の利害が合致する関係を結んでいるのです。
また、植物は、果実を動物に食べられることを喜んでいます。反対に、家畜の牛や豚などは、人間に食べられることを嫌っています。このように家畜は人間に食べられることを嫌がっているので、生まれ育てられている期間も、人間に対して「怨念」を持って育ちます。この「怨念」が、家畜を殺して食べる肉にも含まれているのです。そして、その「怨念」が含まれた肉を食べる人間に悪影響が出てくるのです。また、例えば人間が牛や豚の赤身肉を食べると大腸ガンなどになるリスクが大きくなります。そもそもあらゆる病気は、動物だけでなく植物にも言えることですが、動物の臓器や植物の器官に無理がかかると起こる現象です。例えば、お酒を飲み過ぎると肝臓を壊し、塩分を取り過ぎると高血圧になったり胃がんになる。脂肪を食べ過ぎると動脈硬化になる。など。なので、赤身肉を食べると大腸ガンになることは、肉食は人間の大腸に向いていないということが言えます。

このように、動物を殺して食べる「肉食」は人間の体に悪く、動物と共存関係にある果物や野菜を食べることが体に良い理由です。

では、「果物や野菜は全て人間の体に良いのか?」という疑問が出てきます。その答えは「果物は体に良いが、野菜は必ずしも体に良いとは言えない」です。植物にとって果実は動物に食べてもらいたいものですが、葉や茎や幹、根っこは動物に食べてもらいたくないでしょう。そのため、これらは苦かったり、固かったりして食べてもあまりおいしくありません。でも、植物にとっては動物に食べてもらいたくないこれらの部位は、栄養が豊富とも考えられます。その結果、草食動物はこれらの部位も食べています。しかし、人間にとっては苦みを感じると言うことは、人間の体には向いていないのかも知れません。

以上、「なぜ果物や野菜が体に良いのか?」という疑問について話してきました。
今回はこのあたりで終えたいと思います。
では、また別の記事でお会いしましょう。

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